ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

帝国在郷軍人会々歌

2009年03月15日 06時04分19秒 | Weblog
 昭和12年(1937)の「帝国在郷軍人会社町分会ノ概要」の中に会歌が掲載されています。在郷軍人会は元々軍隊出身者の親睦を図る目的で組織されたものですが、昭和11年に勅令によって公的団体になっています。
 軍人会の主な事業として、国家的な式典や軍関係の記念日などに参列したり、これに合わせて啓蒙活動をしたりする他、訓練や研修、徴兵検査の協力、慰問活動などを行っていました。
 会歌は軍人会の精神を謳ったものだと思います。紹介します。


 (一)
建国二千有余年
神聖比なき皇国の
世界に負へる大使命
果すは誰の任務ぞや
 (二)
朝日に輝く旗風に
迷妄の雲払い去り
正義の利剣人類を
迷い匡すはいつの日ぞ
 (三)
郷に入りては忠良の
民とし励みことあらば
出て皇国に捧ぐべき
我等が此の身この命
 (四)
つとむる事は異なれど
思ひは一ついつとても
皇国を護るまごころは
吾等が胸に燃ゆるなり
 (五)
ああいくそたび天皇の
降したまへる勅語の
聖旨かしこみ束の間も
心ゆるめず鍛へばや
 (六)
忠勇義烈の血を享けし
日本男子の輝ける
誉たふとみいざやいざや
雄々しく共に進まばや


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