王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

赤穂市入札 350万円を350円で

2008-06-15 08:14:19 | 社会
社長「350(万円)で」…代理人350円で落札(神戸新聞) - goo ニュース

報道によれば赤穂市の道路除草作業の入札に参加した建設会社の一社が「350万円」で応札するのに代理人が「350円」と書き応札し落札してしまった。

その業者は入札辞退をすると半年から1年半の指名停止になるので泣く泣く受けたそうだ。
赤穂市の契約検査係りは「どのような落札価格でも市の対応は変わらない」と言ったようである。

爺はそこで考えた:
赤穂市のこの係り(部署)は0円でも1円でも安ければそれを1番札と認める様だ! 市民の税金を預かって業務をこなすのだから安いほうが良いがコストを無視した契約は不合理であり強い側のごり押しに思える。
何千万円もの物品やサービスの契約ならコストの積算はやって1千万円以下はやらないのかどちらも積算しないのか? 提供される物品やサービスの質をどの様に検証する仕組みなのであろうか?
又入札各社が談合したらコストの積算(或いは入札予定価格)を持たなくてどう対応するのであろうか?

今回は明らかな「錯誤に基づく入札」なのであるから赤穂市の契約検査係りの発言
「どのような落札価格でも市の対応は変わらない」とは見事なお役人的言辞である。もちろん市のルールが硬直したそれなのであろう。

それとも以前に「入札予定価格を漏らして収賄したり0円契約で揉めたりしたので一切市側は頭を使わない」事にでもしたのであろうか?

入札額を間違えた会社は350万円の損、2番札の会社は300万円が懐に入らず。赤穂市だけが涼しい顔では御政道にひずみが生じないか? あまりにも一方的な判断にあだ討ちが起きるよ。


神戸新聞:
赤穂市の道路除草作業の入札で、市内の建設会社が「三百五十万円」とするところを、誤って「三百五十円」と記入し、落札していたことが十三日、分かった。

 市によると、市内の道路脇二万一千平方メートルの除草作業で、期間は十八日から半年間。九社による指名競争入札が十一日行われ、この会社のほかは三百万-三百六十五万円で入札していたという。

 社長が三百五十万円のつもりで代理人に「三百五十で入札して」と指示。代理人は一平方メートル当たりの単価と勘違いし、そのまま入札してしまったという。

 落札後に契約しなければ、市の規定で六カ月から一年半の指名停止処分となるため、建設会社は「自分たちのミス」と、泣く泣く請け負うことにした。

 赤穂市契約検査係は「どのような落札価格でも市の対応は変わらない。しっかり業務をこなしてほしい」としている。(引用終わり)
コメント (14)
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