バスケットボールは確率のスポーツとも呼ばれており、得点期待値を基にした３Ｐシュートの重要性を今回は取り上げたいと思います。
３Ｐシュートの重要性として現在のＢリーグでは、３Ｐシュートが主体なチームが増えています。それは何故なのか？バスケットは「確率」のスポーツだからです。試合でのシュート確率を見てみると、①ゴール下（２点）、②ミドルシュート（２点）、③３Ｐ（３点）、④フリースロー（１点×２）と考えた時、確率として①ゴール下が（６０％）、②ミドルシュートが（４０％）、③３Pが（３５％）、④フリースローが（７０％）となり、なぜ３Ｐ主体のオフェンスにするのか？それは確率だけでなく期待値を考えます。
シュートの得点期待値＝シュート確率✖シュートの点数とします。①ゴール下（６０％✖２点＝１.２）、②ミドルシュート（４０％✖２点＝０.８）、③３Ｐ（３５％✖３点＝１.０５）、④フリースロー（７０％✖２点＝１.４）となります。
得点期待値（＝シュート力の重要性）の高い順番に並べると、１位がフリースロー（１.４）、２位がゴール下（１.２）、３位が３Ｐ（１.０５）、４位がミドルシュート（０.８）故に、フリースローを貰った時点で、１.４点が期待できる。もっとも狙うシュートは、①ファールをもらってフリースロー（１.４）、②そのままゴール下へドライブして（１.２）、③バスケットカウントを貰えば（１.４＋１.２）さらに良い。しかし、ゴール下というのは、ディフェンスが密集していて、長身選手も多くブロックされることから、次に狙うのが期待値が高い外からの④３Ｐシュート（１.０５）なのです。
３Ｐシュートがとても重要であることが分かって頂いた思います。
