8月28日~9月8日にかけて開催されるパリパラリンピックを前に、東京パラリンピック、競泳男子100mバタフライ(視覚障害者S11)決勝で木村敬一選手が悲願の金メダルを獲得した、あの感動のシーンが蘇って来る。
彼が待ちに待ったこの瞬間を寺西真人コーチや折り返しのタッピングを担当された方や、それから東京ガスの皆さん、そして、ご両親が一番喜んでおられると思います。また、解説者の方々やコメンテーターの皆さんが、なぜみんな泣いてたのかというと、それは木村敬一選手の今までの苦労を全て見ていただけに自然と涙が込み上げて来たのだと思います。
100mバタフライの表彰式で、君が代が流れると木村敬一選手は、今まで我慢していた涙が堰を切ったように溢れ出して来たのです。それは目の見えない木村敬一選手が、金メダルを取ったと言う実感を味わう唯一の証が、表彰式で流れて来た「君が代」だったのです。
この感覚は視覚に障害がある方にしか分からない、とても印象的な私には忘れられない光景でした。
★ 逃げから始まった挑戦 東京パラ競泳「金」木村敬一(2021年10月5日)
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