One-Leg Playerの奮闘記

障害を持っていても松葉つえ1本でいろんなスポーツにチャレンジしています。

障がい者スポーツとは何かを考えさせられた。

2021-04-19 09:06:11 | 障害者スポーツ

障害者スポーツの魅力と現実とのギャップをどう埋めるかとのテーマに対して私も考えてみると、どちらかと言うとパラアスリート目線で、障害者スポーツを捉えて来たことが多く、自分の障害に相応しい基本技術や体づくり、練習方法、メンタル面など、結構細かくてハードなプログラムメニューとなり、障害者スポーツを楽しむと言うより、選手育成って感じで競う障害者スポーツにウエイトを置き過ぎたって感は拭い切れませんね。

17日のイベントに参加させてもらって感じたことは、まず小さなグループに分かれ、自分のチームとのコミュニケーションから始まり、お互いの意思疎通を深め、普通のボールだと転がりやすいので、色んなモノを巻き付けて手作りボールを作成し、まず細かなルールや投げ方などは度外視して、ゲームを楽しむことを入り口に、ジャックボールを目標に、皆さんの投げる色んな形のボールが飛んでもない方向へ転がり爆笑でした。(こういうのも有かなぁと思っちゃいました。!!)

そして、公式のボッチャに切り替わり、ルールに詳しい先生にボールの判定をして頂き、ゲームを皆で楽しみながら学べたイベントでした。

学生さんが考える「障害者スポーツの魅力」と「現実」のギャップを自らに問いかけ、障害者スポーツは、いろんな人が一緒にできる笑いのある温かい空間を創出するを掲げられ、現実は限定されたコミュニティ形成や若者が少ない、いつもお馴染みの顔ぶれ、このギャップを埋めるために自分で何かできないかなぁと、今回のイベントを企画された大きな第一歩だったのです。

私もパラアスリートの目線だけでなく、障害者スポーツとは何かをもう一度、考えさせられた気がします。さらなるアクションを学生さんに期待すると共に、お互いに難しいテーマだけに障害者スポーツの魅力と現実とのギャップを如何に埋めるかをライフワークとして永遠の研究課題になりそうですね。

京都市障害者スポーツセンターのスタッフの皆さんも日々このテーマで、定期的に障害者スポーツの体験会パラスポーツフェスティバルを開催されており、またNHKニュース630、京いちにちのニュースキャスターさんが障害者スポーツにスポットをあて、京都で活躍するパラ選手たちの活動ぶりを取材し多くの人に障害者スポーツの魅力をPRして頂くなど、こういう地道な取り組みを積み重ね、皆さんに知って頂くことが重要ではないでしょうか。

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