いつもトレーニングジム室で思うことは、ストレッチやエアロバイク、ランニングマシン、スミスマシン、その他多種のマシンを使ってのトレーニングに励んでおられる利用者の皆さんは、センター内の周回路を走ったり、ジム室のマットで入念にストレッチを行ったりと本当に熱心に自分のルーティングをこなしトレーニングする姿に頭が下がります。
しかし、高負荷トレーニングや有酸素運動などはキッチリ行うのに、自分の食生活はどうなんでしょうか?せっかくセンターでトレーニングしても家へ帰ると好きな物を食べ、お酒やビールを飲み、タバコを吸い、味の濃いい塩分を摂り過ぎたりと食事摂取を無視すると生活習慣病の発症や高血圧・肥満症・糖尿病・心筋梗塞などの病気を招く原因となりかねないからです。
特に日本人が陥りやすい栄養素は、食物繊維とカリウム不足だとか、そこで、食物繊維の目標量と効果的な摂り方をおススメします。
食物繊維の1日あたりの目安ですが、18歳~70歳の男性は20g以上、女性は18g以上、70歳以上の男性は、19g以上、女性は17g以上です。
食物繊維は、野菜や果物、納豆、きのこ、海藻、こんにゃくなどに多く、また玄米や胚芽米などの穀物にも含まれており、また、食物繊維は冷凍しても電子レンジにかけても量や質が変わらないので、野菜を多めに調理して冷凍保存しておけば手軽に摂取できます。
次に食塩の1日あたりの目安ですが、男性が8g未満、女性が7g未満としており、食塩を多く摂っていると高血圧や動脈硬化から脳卒中や心筋梗塞を引き起こす要因となり、若い内から食塩の摂り過ぎに気を付けることが大切です。
減塩で大切なことは、何から食塩を摂っているかに気付くこと。例えば、塩鮭一切れ(5g)、梅干し1個(2g)、明太子(2.6g)、ラーメン(4g)、カツ丼(4.5g)、にぎり寿司(4g)など。食パンやノンオイルドレッシング、スポーツドリンクなどにも塩分が含まれています。(記載されている栄養成分表示を見る習慣をつけ、ナトリウムのみの場合は、ナトリウム×2.54=食塩(g)と覚えておく。)
最後に食事は、ゆっくりと時間をかけて良く噛んで食べること。(早食いは太りやすい為、肥満対策として。)
理想的な体格BMI=体重÷身長÷身長(18歳~49歳は、18.5~24.9、50歳~69歳は、20.0~24.9、70歳以上は、21.5~24.9)
筋力トレーニングと生活習慣病を防ぐ食事摂取を考え、この二つは健康を維持する為にはどちらも欠かせないものです。(NHK、Eテレ「みんなの健康」より)