哲学書を読むような原作者魚豊さんの「チ。ー地球の運動についてー」が、なぜか不思議と日本の現代社会を痛烈な比喩で危惧しているように思えた。嘘の歴史で歪められたリベラルのプロパガンダで、長い間洗脳され信じ込まされて来た結果が、無関心・無気力・無行動を生み、このアニメ漫画が指し示す知識・真理の探究を疎かにし、短絡的な生活に慣れ過ぎて真実が見えなくなっているのを、魚豊さんは、天文学の地動説を利用して、きっとそれが何かを知るということだ。を証明したかったのかもしれませんね。
「チ。 ―地球の運動について―」第8話「イカロスにならねば」
(無謀さという一歩を踏み出す勇気。)
「チ。 ―地球の運動について―」第9話「きっとそれが、何かを知るということだ」
( 文字になった思考は、未来の誰かを動かす。まさに奇跡です。)