物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

セキヤノアキチョウジ~季節外れの花便りその⑰~

2017-12-16 18:00:00 | シソ科
前の記事のカメバヒキオコシと同じ山薄荷の仲間です。

セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)
<学名:Isodon effusus (Maxim.) H.Hara>
シソ科 ヤマハッカ属 多年草






撮影日 2017.10.01: 群馬県
本州(関東~中部地方)の太平洋側山地の木陰等に分布する。
多年草。茎は四角形で高さ約70㎝。

葉は対生し、長さ5~15㎝の長楕円形で先が長く尖り、
短い葉柄がある。

茎の先や葉腋から序柄をだし総状花序に多数の花を
片側に向けてつける。

花は長さ約20㎜、幅5~6㎜の唇形花、淡青紫色で、
細毛がある。

花柄は長さ10~25㎜と長く、無毛。萼は小さく、
5裂し萼歯が尖る。

林道の脇で、細く伸びた茎から細長い青い花がいくつも
ぶら下がっていました。

長い花がぶらぶらとたくさん・・・・   印象的な花です。

果実は4分果。分果は長さ1.5~2㎜。


箱根の関所の番小屋(関屋)の周辺でたくさん見られ、
秋になるとチョウジ(丁子)に似た花が咲くことから
名付けられました。



全体が近縁の   アキチョウジ   (岐阜県以西~九州に分布)に
似るが、花序が幅広く、枝が細長く開出してまばらに
花をつけ、葉状の包葉がないので区別される。
(花柄が長さが10㎜以下短く花柄が長さが10㎜以下と
短く、萼の先が鈍い。)



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1 コメント

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No title (E.I)
2017-12-18 23:24:00
優しい色ですね
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