ミズヒキ(水引)
<学名:Persicaria filiformis (Thunb.) Nakai ex W.T.Lee>
タデ科 イヌタデ属 多年草
全国各地の日当たりのよい林床や林縁、路傍等に普通に見られる多年草。
高さ30~80cm。茎の節部は膨らみ、葉や茎全体に粗毛がある。
撮影日 2020.09. : 群馬県
葉は互生、広楕円形で、長さ6~15cm、先端は尖る。「八」の字模様(逆V字状)の黒い斑が入るものが多い。
鞘状の托葉がある。
花期8~11月。茎頂や葉腋から長さ20~40cm程の細い総状花序を出し、小花がまばらにつく。
花弁はなく、花弁に見えるものは萼で、深く4つに裂ける。
色は上半分(萼片4枚のうち3枚)は赤色、下半分の1枚は白色。
雄しべは5本。雌しべの花柱は先が2つに裂け、先端は鍵のように曲がる。
萼片は果実が熟して落下するまで長く紅色で開いた萼片は受粉後閉じて果実を守る。
果実(そう果)は花被片に包まれて熟す。
先がカギ形に曲がった花柱(めしべの先)があり、これで動物などにくっついて運ばれる『ひっつき虫』です。
和名の由来は細くて長い花穂を祝儀封筒や進物にかける水引にたとえたものと言われる。
白花のものはギンミズヒキ (f. albiflorum) 。赤花と白花が混じるものもあり、ゴショミズヒキ (f. bicolor) と呼ばれる。
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白花はギンミズヒキ(銀水引)と呼ばれます。
ギンミズヒキ(銀水引)
<学名:Persicaria filiformis (Thunb.) Nakai ex W.T.Lee
f. albiflora (Hiyama) Yonek.>
ミズヒキの白花品種
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