物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

イタチハギ  <Amorpha fruticosa L. >

2009-07-19 08:42:19 | マメ科
マメ科の中にはもう一匹のイタチがいます。  北米原産の帰化植物のイタチハギです。
もう花は終わってしまっていますがイタチつながりで取り上げます。


北米原産の落葉性低木。クロバナエンジュとかロシヤハギの別名があります。
道路の法面などに良く見られます。当地でも高速道路の土手や山間地の土留め用に
植えられたものがたくさん増え広がっています。


葉は頂小葉を持つ奇数羽状複葉です。


葉だけだとニセアカシヤ(ハリエンジュ)やクララに似ていますが
ハリエンジュより小葉数が多く(10~20対ぐらい)細いので区別できます。
何よりハリエンジュには棘があって見分けられます。
またクララとは違い茎は木質化する樹です。


穂状に総状花序をつけます。


小さい花がたくさん穂状に付いていてマメ科とは思えないような感じの花です。


花は黒紫色 花期は5~6月頃です。


普通の豆の花(蝶形花)とはならず、旗弁のみで他の花弁を欠き中から黄色い葯を持つ雄しべが突き出ています。
前のイタチササゲ(蝶形花)と比べていただければ違いが分かるかと思います。
ちなみに蝶形花については   http://blogs.yahoo.co.jp/hanano500/21296832.html
をご覧ください。



最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
No title (LavenderBlue)
2009-07-19 15:23:00
ご無沙汰していました・・・ハギというと宮城野萩などを思い出すのですが、こちらのハギは本当にマメ科と思えないユニークな姿ですね!
今度自然の多いところの道路の上や法面を、気にしながら見てみたいと思います***
返信する
No title (kon)
2009-07-19 15:53:00
私のすむ北イタリアのトレントという街にも、庭に植えられていて何という名前か気になっていましたが有難うございました。
返信する
No title (naka)
2009-07-19 19:14:00
そういえば、道路の法面でみますね。
でも、おもしろい花ですね。
今度、よく見てみます。
返信する
No title (akira)
2009-07-19 21:32:00
信州の猿の温泉(渋温泉?)に行った時見ました。花が咲いていないと良くわかりませんね。ポチ
返信する
No title (BEN)
2009-07-19 21:53:00
ハギという名前がついていますが、他のハギの花と大分イメージが違いますね。黒い花は遠くから見たことがありますが、こんな黄色い葯がついていたんですね。
返信する
No title (一秋(野草))
2009-07-26 21:45:00
LavBlueさん葉はマメ科らしいですが花はマメ科らしくないですね。
返信する
No title (一秋(野草))
2009-07-26 21:53:00
withkon さん イタリアでは庭に植えられていますか。
返信する
No title (一秋(野草))
2009-07-26 22:03:00
nakaさん 最近山の中でも法面に多く増えて来ました。
帰化種が増えるのはあまり歓迎できませんが・・
返信する
No title (一秋(野草))
2009-07-26 22:05:00
遊びの駐車場さん いろいろなところで見かけるようになって来ましたね。
返信する
No title (一秋(野草))
2009-07-26 22:11:00
BENさんイタチハギはハギの名が付いていてもハギ属では無いです。
返信する

コメントを投稿