ツルマメ(蔓豆)
<学名:Glycine max (L.) Merr.
<学名:Glycine max (L.) Merr.
subsp. soja (Siebold et Zucc.) H.Ohashi>
マメ科 ダイズ属 一年草
マメ科 ダイズ属 一年草
本州、四国、九州、沖縄の日当たりのよい野原や道端に生える
蔓性の1年草。
茎は細長く、長さは1 - 4 mまで他の木や草によく絡みついて伸びる。
茎は細いが強く茶褐色の下向きの毛が多い。
蔓性の1年草。
茎は細長く、長さは1 - 4 mまで他の木や草によく絡みついて伸びる。
茎は細いが強く茶褐色の下向きの毛が多い。
撮影日 2018.09.09: 群馬県
葉は互生、長い柄を持った3枚の小葉からなる3出複葉で、
各小葉は披針状の長卵形、長楕円形、披針形などが見られる。
葉の縁はなめらかで、長さ3.5 - 6.0 cm、幅1.5 - 2.5 cmほど、
両面に短毛があるが、裏面の脈上には毛が多い。
各小葉は披針状の長卵形、長楕円形、披針形などが見られる。
葉の縁はなめらかで、長さ3.5 - 6.0 cm、幅1.5 - 2.5 cmほど、
両面に短毛があるが、裏面の脈上には毛が多い。
先端は円頭から、やや尖るものまで変異がある。
小葉の基部には小托葉があり、狭披針形で黄色く柔らかい毛がある。
小葉の基部には小托葉があり、狭披針形で黄色く柔らかい毛がある。
花期は8〜9月。葉腋から房状花序を出して、長さ6mm前後の淡紅紫色の
蝶形花を3 - 4個つける。
まれに白花もあるそうです。
萼はツリガネ形で5裂し、黄褐色の細かい毛が密生する。
花弁のうち旗弁の中央部分は凹んだ形状をしている。雄しべは10本で、
下側の9本が下部で癒着して一体となる。
下側の9本が下部で癒着して一体となる。
秋にダイズによく似た長さ2~3cmほどの豆果をつけ、
淡褐色の毛が密生する。
淡褐色の毛が密生する。
(未だ豆果を見なかったので以前撮った画像からいくつかご覧いただきます。)
若い豆果は枝豆によく似ています。
撮影日 2015.09.05: 群馬県
莢の中に2〜3個の平たい種子が入っており、食用にすることもできる。
種子の形状はダイズによく似ているが、サイズはとても小さい。
ツルマメはダイズの近縁で、その原種と考えられていて、
ダイズはツルマメから改良されたといわれる。
種子の形状はダイズによく似ているが、サイズはとても小さい。
ツルマメはダイズの近縁で、その原種と考えられていて、
ダイズはツルマメから改良されたといわれる。
古代より人々が栽培し、さらに品種改良したものがダイズになった
といわれる。
といわれる。
2009年には山梨県北杜市長坂町の酒呑場遺跡から縄文前期のツルマメ種子圧跡が確認され、縄文前期から利用された可能性が考えられている。
ツルマメとダイズ間の遺伝的障壁はほとんどなく、基本的に交雑可能であることが知られており、ダイズの子実成分、耐病性等についての改良を目的に、さまざまな特徴を持ったツルマメの系統がダイズの品種改良に利用された事例がある。
別名、ノマメともよばれる。
昨日撮ってきた果実の画像追加 2018/9/24
枝豆に似ています。褐色の毛が密生しています。
今、我が家に生ってる枝豆にそっくりです。