物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

フラサバソウ < Veronica hederaefolia L. > 

2014-03-19 09:10:00 | ゴマノハグサ科
前回のオオイヌノフグリと同じ仲間の植物を取り上げます。
 
過去記事  ⇒  フラサバソウ   
 
フラサバソウの花が咲いていました。

最近群馬県でもあちこちに増え広がってきている
ヨーロッパ原産の帰化植物です。
日本では明治初期に長崎県で初めて確認され各地に広がってきているようです。

昭和12年(1937)奥山春季が明治44年(1911)に長崎で田代善太郎が採集した
標本を発見し、ヨーロッパのものと同じであることを始めて報告したFranchet と
 Savatier を記念し、
フランチェット・サバチェルの両氏の名前を略して
フラサバ草と名付けた
ものらしいです。
 
全体に毛が多く、別名を「ツタバイヌノフグリ」というようにオオイヌノフグリより
丸みがあり切れ込みが荒くツタの葉のような感じです。

最大の特徴は葉が残っていること・双葉がついていることです。
写真でも毛深くて双葉がついているのが分かると思います。
オオイヌノフグリの仲間で花は小さいですが良く似ています。

写真右側にぼやけて写っているのはオオイヌノフグリなんです。
大きさの違いが分かると思います。