英語の詩を日本語で
English Poetry in Japanese
Gascoigne, "In Praise of the Brown Beauty"
ジョージ・ガスコイン
「褐色の美女を称えるソネット」
ちやほやされた美しい人のしかけるくだらない罠が
馬鹿な男の目を惹き、彼を奴隷にする。
蜘蛛が稚拙ながら巧妙な罠をしかけ、
馬鹿な蠅をつかまえるのと同じ。
派手な服、光る金色のドレス、
女神アテナのような瞳が語る誘惑の言葉、
化粧で白い肌、不自然に赤く塗られた唇、
こういう罠がほほえみかけて、恋する馬鹿を釣る。
だが、見るがいい、やがて年老いて歯が抜けて、
輝く髪も白くなる。
これがわかっていたら、愛の迷路の行きつく先を
知っていたら、と思っても、もう後悔先に立たず。
だから白肌の美しい人とそうでない人、際立つ人とふつうの人、
その中間の、ナッツのような褐色の顔の女性がいちばんいい。
(成功は失敗のもと)
*****
George Gascoigne
"A Sonet Written in Prayse of the Browne Beautie"
The thriftles thred which pampred beauty spinnes,
In thraldom binds the foolish gazing eyes:
As cruell Spiders with their crafty ginnes,
In worthlesse webbes doe snare the simple Flies.
The garments gay, the glittring golden gite,
The tysing talk which flowes from Pallas pooles:
The painted pale, the (too much) red made white,
Are smiling baytes to fishe for loving fooles.
But lo, when eld in toothlesse mouth appeares,
And hoary heares in steede of beauties blaze:
Then had I wist, doth teach repenting yeares,
The tickle track of craftie Cupides maze.
Twixt faire and foule therfore, twixt great and small,
A lovely nutbrowne face is best of all.
Si fortunatus infoelix
http://poetrynook.com/poem/sonet-written-prayse-browne-beautie
*****
この結論でいいのか? ボケ的なオチ?
*****
学生の方など、自分の研究/発表のために上記を
参照する際には、このサイトの作者、タイトル、URL,
閲覧日など必要な事項を必ず記し、剽窃行為のないように
してください。
ウェブ上での引用などでしたら、リンクなどのみで
かまいません。
商用、盗用、悪用などはないようお願いします。
「褐色の美女を称えるソネット」
ちやほやされた美しい人のしかけるくだらない罠が
馬鹿な男の目を惹き、彼を奴隷にする。
蜘蛛が稚拙ながら巧妙な罠をしかけ、
馬鹿な蠅をつかまえるのと同じ。
派手な服、光る金色のドレス、
女神アテナのような瞳が語る誘惑の言葉、
化粧で白い肌、不自然に赤く塗られた唇、
こういう罠がほほえみかけて、恋する馬鹿を釣る。
だが、見るがいい、やがて年老いて歯が抜けて、
輝く髪も白くなる。
これがわかっていたら、愛の迷路の行きつく先を
知っていたら、と思っても、もう後悔先に立たず。
だから白肌の美しい人とそうでない人、際立つ人とふつうの人、
その中間の、ナッツのような褐色の顔の女性がいちばんいい。
(成功は失敗のもと)
*****
George Gascoigne
"A Sonet Written in Prayse of the Browne Beautie"
The thriftles thred which pampred beauty spinnes,
In thraldom binds the foolish gazing eyes:
As cruell Spiders with their crafty ginnes,
In worthlesse webbes doe snare the simple Flies.
The garments gay, the glittring golden gite,
The tysing talk which flowes from Pallas pooles:
The painted pale, the (too much) red made white,
Are smiling baytes to fishe for loving fooles.
But lo, when eld in toothlesse mouth appeares,
And hoary heares in steede of beauties blaze:
Then had I wist, doth teach repenting yeares,
The tickle track of craftie Cupides maze.
Twixt faire and foule therfore, twixt great and small,
A lovely nutbrowne face is best of all.
Si fortunatus infoelix
http://poetrynook.com/poem/sonet-written-prayse-browne-beautie
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この結論でいいのか? ボケ的なオチ?
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学生の方など、自分の研究/発表のために上記を
参照する際には、このサイトの作者、タイトル、URL,
閲覧日など必要な事項を必ず記し、剽窃行為のないように
してください。
ウェブ上での引用などでしたら、リンクなどのみで
かまいません。
商用、盗用、悪用などはないようお願いします。
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