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Davies, "(If there were, oh! an Hellespont of cream)"

ジョン・デイヴィス(・オヴ・ヘレフォード)
「手作りの料理、特にクリームとパンケーキと
バターたっぷりのりんごパイ(笑)、それから
煙草が好きな詩人が、ご主人さまと呼ぶところの
気高く立派な貴婦人に以下のような詩を書いた」

もし、ぼくたちのあいだにダーダネルス海峡くらいのクリームの
海があったら、ミルクのように白いあなた、ぼくはあなたのところまで
泳いで行って、どれだけあなたとクリームを愛しているか証明します。
そうです! レアンドロスのように岸から岸まで泳ぐのです。
でも、もし途中バターたっぷりのりんごパイが
浮かんでいたら、それをボートにして
あなたのところまで悠々と渡っていけるでしょう。
船酔いするかもしれませんが。
もし、昼か夜に嵐がおきて、砂糖の雪や
姫茴香(ひめういきょう)の雹(ひょう)が降ってきたら、
たぶんパンケーキの船がぼくを
あなたのいる波止場に運んでくれるでしょう。
そこに着いて、もし誰かが煙草をもっていたら、
その煙でぼくは服を乾かしてから眠ります。

*****
John Davies of Hereford (1563?-1618)
"The Author Loving These Homely Meats
Specially, Viz.: Cream, Pancakes, Buttered Pippin-Pies
(Laugh, Good People) and Tobacco;
Writ to That Worthy and Virtuous Gentlewoman,
Whom He Calleth Mistress, As Followeth"

If there were, oh! an Hellespont of cream
Between us, milk-white mistress, I would swim
To you, to show to both my love’s extreme,
Leander-like, ---yea! dive from brim to brim.
But met I with a buttered pippin-pie
Floating upon ‘t, that would I make my boat
To waft me to you without jeopardy,
Though sea-sick I might be while it did float.
Yet if a storm should rise, by night or day,
Of sugar-snows and hail of caraways,
Then, if I found a pancake in my way,
It like a plank should bring me to your kays;
Which having found, if they tobacco kept,
The smoke should dry me well before I slept.

https://www.poetryfoundation.org/harriet/2009/02/
in-praise-of-the-anthology/

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