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Waits, "Innocent When You Dream"

トム・ウェイツ
「夢を見るのは罪じゃない」

1
鐘の塔にはこうもり
荒地は露に濡れてる
俺を抱きあげて、そして
おふくろに愛を誓った奴はどこに行った?
おふくろに愛を誓った奴はどこに行った?

いつもの悲しい気分
野原は緑でやわらか
思い出を少し盗み出す
でも夢を見るのは罪じゃない
夢を見るのは
夢を見るのは罪じゃない

2
墓場を駆けまわり
笑ってた、俺と連れの奴ら
俺たちは誓いあった
死ぬまでいっしょだと
死ぬまでいっしょだと

いつもの悲しい気分
野原は緑でやわらか
思い出を少し盗み出す
でも夢を見るのは罪じゃない
夢を見るのは
夢を見るのは罪じゃない

3
俺は金色の約束をした
俺たちは絶対に別れない、と
写真入りのペンダントを贈った、そして
あの子を捨てた
あの子を捨てた

いつもの悲しい気分
野原は緑でやわらか
思い出を少し盗み出す
でも夢を見るのは罪じゃない
夢を見るのは
夢を見るのは罪じゃない

* * *
Tom Waits, "Innocent When You Dream"

英語テクストは次のページに。
http://www.tomwaits.com/songs/#/songs/song/
188/Innocent_When_You_Dream_Barroom/

* * *
1
「鐘の塔(=頭)のなかにこうもり」
have bats in the belfry
= 頭おかしい、混乱してる
OED, "bat" n1, 1b; 次のページなども
http://dictionary.cambridge.org/dictionary/british/
have-bats-in-the-belfry

「荒地に露」
(比喩的に読む)-->
荒地(のような頬)に露(のような涙)

2
「墓場を駆けまわって笑う」
「死ぬまでいっしょだと誓う」
(文脈から深読み)-->
「連れの奴ら」はもう死んだ
(だから「いつもの悲しい気分」)

3
「金色」は比喩
文字どおり金色だったのはペンダント

「夢を見ているときは無罪」
--> 実生活では有罪
(1-2では自分は悪くないはずだが感覚的に)

* * *
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