先日亡くなった同僚だったAさんは家族葬なので香典を送ると奥さんから電話をいただき、がんだった病状を聞けました。2019年に東京で会った時にはがんの心配は一切せず、久しぶりに会った仲間の健康状態を熱心に聞いていました。
そのAさんが昨年健康診断で胃がんが分かり手術をしていたのです。胃は2/3の切除だったのですがリンパに転移しているのが分かったそうです。手術で痩せはしたのですが元気に過ごしていたと言われます。経理部門のベテランですが工場を担当したこともあります。
その時に大きな改革をしたので栃木県にある工場部門の人たちからの信望も厚かったのですが、リタイヤ後はほとんど接触がありませんでした。ところが、昨年の末に久しぶりに電話が掛かってきた時も元気に励ましていたそうです。
私も2019年に東京で会ったときは親しい同僚だった5人と、皇居の東御苑を散策してから東京駅前のビルで食事をしました。駅前のランチ時には混雑する和食店でしたが、予約をしていたのでゆっくりするように店に言われ、ビールを飲みながら楽しいひと時を過ごしたのです。Aさんもその日のことをよい思い出として話していたそうです。
コロナの心配が大きいのですが、やはりがんは怖い病気です。自覚症状がほとんどないままに進行し、見つかった時には転移しているということもあるのです。健康診断を受続ける意義があるようです。