まちづくり協議会の広報誌原稿を書くのですが、私の担当は防災なので今回は備蓄を物と知識の面から考えてみます。物の備蓄についてはいろいろな機会に書類でも渡していますので、備蓄の必要性は理解されていると思うので自分で考えてもらいます。ただ、最低3日分、在宅避難の場合は1週間分の食料、飲料水、簡易トイレを用意している人は少ないと聞きます。
またその持出しの方法も考えてみなければなりません。取り敢えず自治会の指定する一時避難場所へ行くときの非常用持出袋と、宿泊する可能性のある指定避難所へ行くときでは持って行くものの内容が違います。特に一時避難場所へは量はさほど必要ではありません。女性でも担げる5キログラム程度が適当でしょう。いざ非常持出袋を持とうと思ったら重たくて担げないということもあるそうです。
共に忘れてはならないのが新型コロナを感染予防するマスク、アルコール消毒液、それに体温計、ビニール手袋などです。マスクは余分に持って行き、忘れた人に分けてあげるくらいの余裕を持ちたいのです。
知識として考えておかなければならないのはどこで地震にあっても、安全に対応できるよう考えておくことです。最近の事故で教えられるように小さなビルにいるときは非常口を確認しておかないと火が出た場合は逃げられません。
深度の深い地下鉄駅で遭遇した場合は群衆なだれで死亡する危険が大きいので、我先にとエスカレーターや階段に駆け出すのも危険です。具体的に例をあげてこんな時はどうしたらよいの?と一人ひとりが考えるような内容にするつもりです。