齋藤孝さんの「小学国語教科書(全学年・決定版)」が致知出版社からでたので購入しました。「小学」と付いていますが新聞広告には「全国民に贈る国語教科書、大人も子供も夢中になる!」とありますから、小学生だけを対象にしたものではありません。ルビが振ってあるので何とか読めますが、私にとっては文章も難解です。
読解力、考える力、語彙力、漢字力、文章力が身につくという教科書ですがレベルが高く、夏目漱石や芥川龍之介、シェイクスピア、向田邦子などの作品、さらに論語や坂本龍馬の手紙などのエッセンス、「斎藤先生が選んだ最高レベルの日本語」として取り上げた135編を音読します。
齋藤先生は5回の音読を進めていますが、確かに読解力が弱くなった私でも2回、3回と繰り返して読むと理解できるようになります。そして読み終わったら、要約や感想を人に言おう、といわれます。自分の考えを言葉にして考えをはっきりとさせることが目的です。
まだ読み始めたばかりですが少しずつ面白さが分かってきました。一番心配なのは積読にしてしまうことです。先日は児童文学の猫の創作シリーズ「ルドルフとイッパイアッテナ」は文字も大きく、文章も易しいので短時間で読み切りました。読みやすい文章ならなんとか続きそうです。
幸いコロナ禍で時間がありますので、衰えている脳を少しでも活性化させるために勉強してみます。