『みうらじゅん&いとうせいこう ザ・スライドショー』(伏原正康監督 製作:WOWOW 2017年作品)札幌シネマフロンティア2.18
こんな映画を観る人っているのだろうか。
みうらじゅん、いとうせいこう両氏は、3,4年前からBS12金曜日20:00からの『新見仏記』で天才トークを見るようになってからのファン。『見仏記』自体が長く続いている番組なことも知らなかった。もちろんお二人が『スライドショー』という公演を20年も前からやっていることも、2007年に北海道厚生年金会館に来たことも、武道館を満員にしたことも、チケットは即日完売なほどの超人気イベントなことも全く無知。
昨日(2.18)封切りなのに12:20と21:30のたった2回上映、映画館のロビーは多くの人たちでにぎわっている。皆さん、どのヒット作を観ようとしているのか、僕には全然わからない。完全に僕はずれてしまっていることを自覚。封切り初回観客40人弱、年齢60歳代中心。
スライドショーのどこが面白いのだろうか。
「スライドショー」の構成は極めてシンプルである。みうらじゅん氏が撮りだめした写真から選んだスライドをスクリーンに写し、それを両サイドからお二人が掛け合いトークを演ずるというもの。とにかく二人は仲が良い。天才同士がリスペクトし合いながらだまし合っている感じ。爆笑するような可笑しさではないが、いいところを突っつかれる。毒があるところもいい。大衆全体のヒーローにはならないが、限られたごく少数の求めている人にはたまらないのだろう。
おそらく1週間くらいで上映は終わるだろうから、観たい人は観た方が良いと思う。
来場者におまけとしてお二人が写っているマグネットがもらえる。ほしい人は少ないと思うが、会社の冷蔵庫に貼っておこう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます