晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『詩とことば』

2007-05-12 19:51:20 | Weblog
 昨日、一昨日は夜も営業で走れず。本日、久々に週末ラン。

 白石サイクリングロードの万生公園付近の桜は、満開を少し過ぎた感じ。木々の枝に新緑が芽生え始めて、桜の花が少し脇役に。今日のように、曇り空の日は、ここの桜の花が白っぽいので空の色と同化して今ひとつ主張が弱かったです。



 『詩とことば』(荒川洋治著 岩波書店 2004年刊)「ことばのために」シリーズ第1巻。

 詩が読まれない。私も近年はほとんど読まない。1950年代後半から1970年代にかけての政治の季節と詩が読まれた時代が重なっている。

 詩の技法について、書かれている。行替え、ことばのリズム、論理の飛躍などから、作者の意図を感じる読み方がある。

 詩の読み方のところは、「現代国語」の授業のようだ。高校の現国の時間のことは、ほとんど覚えていない。試験のことばかり気にして授業を受けていたのだろう。なんて無駄な時間を過ごしたことか。英語の時間もそうだ。全く身に付いていない。

 それに比べ、自分で、興味を持ち始めてから読んだものは、それなりに自分の血になり、肉になっているように思える。



 今の自分の文章の読み方は、速読型で、ひとつひとつのことばの味わいを感じながらというより、文意だけをいかに早く捉えるかとなっている。

 詩など、対象によって、それぞれの読み方があるということを改めて感じた。

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1 コメント

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幻夢と想念 (生住滅)
2007-05-13 22:49:35
文書全体を読みとおす。
Sentenceを読む。
一語一語を読む。
行間を読む。
余白の形を読む。

幻夢に犯され続けるひと時を想念すると、
最良の読書は、読まないこと。
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