晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

2019 秋 東京旅行 その3

2019-11-01 13:57:20 | Weblog

アへ首相の大嘘から始まった東京五輪だが、NHK大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」は、役者たちが台詞を一本調子で怒鳴るばかり、ニッポン・ニッポンの連呼、これは国策ドラマ。案の定史上最低の視聴率だ。様々なゴタゴタを見ていると、この国の力はかなり落ちてしまっていて、五輪を開催できる国力が既に失われているのではないかと思う。まだまだ色んなことが起きるだろう。

 

2019 秋 東京旅行 その3    

3日目10月18日(金)

○東京国立博物館平成館で「御即位記念特別展 正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」を鑑賞。八角鏡、琵琶(唐)、白瑠璃碗(ペルシャ)など遣唐使によってもたらされた本物の宝物を見ることができた。僕が放送大学で習った知識によると、これらは聖武天皇のコレクションであり、当時は天皇制の権力基盤が弱く、また飢饉や疫病で社会不安が広がっている中、天皇は各地の豪族に贈り物として使い権威を保とうとしたということだ。聖武天皇は同様の目的で、東大寺の大仏造立、各地に国分寺を建立した。放送大学の学生が、博物館、美術館の入館料が大学生として扱われるのがうれしかった。

国立博物館館内で「たん熊」の弁当

○上野の森美術館で「ゴッホ展」を見る。ゴッホの生涯を辿るような展示構成になっていて、年齢と共に絵が変化していったことがよくわかる。僕が知っているゴッホの作風は晩年に精神を患った頃のものなのだ。ゴッホは亡くなってからその評価が認められたということだが、弟が作品を処分せずにいたこともすごい功績だと思う。国内では見たことの無い作品も取り寄せられていて、初見の作品が多かった。同時代の作家たち、セザンヌ、モネ、ルノワール、ゴーギャンの作品も展示されていたが、小さな美術館なので作品数は少なかった。

○巣鴨商店街を歩く。もっと賑わっているのかと思ったが意外と閑散としていた。帰りに乗った都電荒川線に感動。

○日本橋三越の「たいめいけん」でナポリタン。周りのお客さんたちがそろって注文するエビフライ、大きくて美味そうだった。

 

4日目10月19日(土)

○神田古書店めぐり 古書はネット購入が主流になったのだろう、以前より店が減ったような印象。吉本隆明の『高村光太郎』を購入できたので満足。

渋谷東急東横店「角力」で寿司。あなごが絶品なのでこの店に行くのは3回目。

品川駅エキナカ「エキュート品川」で弁当を買い、京急エアポートで羽田へ。いつの間にか高架化されていてノンストップで所要時間がすごく短くなる。これはモノレールより便利だな。

○しかし、ここから厳しい事態に。日航17:40出発予定が機材繰りで遅れ18:30に変更(実際は18:45くらい)そのうえ天候が悪く、上昇時今まで経験したことがないほど激しく揺れる。機内サービスの時間が短くなってしまってコーヒーを飲めなかった残念。航路も山形経由で日本海側を飛ぶ。だがこれで終わらずここから再び厳しい情況になった。新千歳着陸時、濃い雲の中で視界不良と横風が強く滑走路に着陸寸前に急上昇のやりなおし、大揺れの中2回目で何とか着陸したのが20:30。羽田に引き返すかとも思っていたのでまあいいか。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする