晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

早期退職する同期の二人に贈る言葉

2013-03-16 10:08:00 | Weblog

 昭和55年(1980年)入社の同期30人ほどのうち、結婚などで女性が数人退社しているが、男性では近年無かったので、皆が定年までいくのかなと思っていた。送別会では同期で最年長の私が始めの挨拶と乾杯の役割を担うことになった。昨年も先輩の送別会で挨拶をして、後で自己嫌悪に陥ったことを思い出す。(当ブログ2012.2.25と3.17)でも、またやってしまうのだ。

 『O山君、M野君の送別会に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。僕らは、昭和55年に入社以来33年が経ち、皆がそろそろそんな時期を迎えているのだと思います。私もあと2年で定年退職になります。少し早いのか、遅いのかの差なのかなと思いましたが、少し違うようであります。

 とりあえず、この会社に籍を置いていれば、自分の頭で考えなくても何とかやっていける、否、考えていないというのは自分も含めて残念なので、今まで先輩たちがやってきたことをなぞる様にやっていればそれなりにやっていける。発する言葉も、社内に流通している慣用句を使っていれば結構通じている。

 そんな私たちとこのお二人が違うところは、この決断に当たっておそらく自分の言葉で、自分の頭で、私たちの日常を超えたところで考えたことだろうと思う。なぜって、それは、この決断を聞いて、多くの人が驚いたからである。私たちの考えていたことを超えていたからだと思う。

 だからといって、二人からそれに至った経緯とか、理由を述べてもらって、私たちを納得させてほしいということではない。全然、何も語る必要は無いのではないかと思う。そういうことで、乾杯!』

 本番は、来週の火曜日(19日)の夜、30数年間付き合ってきた二人の性格に合わせたつもりだがどうだろうか。会の途中に二人から「今後についての一言を」なんて段取りだったら、その思惑は壊れるだろうな。なぜって、私の挨拶で「語る必要は無い」って言い切るのだから。これが許されるのが同期の仲間、私の偏屈を理解している人たちだから。

 

 

 

 

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