晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

寺島実郎 フォーラムin札幌時計台

2009-04-25 20:16:56 | Weblog
 明日は大荒れとの天気予報が出ているため、今日は力一杯の走り込み。久々に白石サイクリングロード、エルフィンロードを走るが、20km過ぎから両足のふくらはぎに痙攣が発生。

 止まって、ストレッチ。再び走ろうとすると痙攣。最後は、徒歩。走り込み不足が露呈。5月5日のハーフマラソンは大丈夫なのかな。トホホ!



 4月23日フォーラムin札幌時計台第17回のゲストは寺島実郎 

 サンデーモーニングをはじめ、マスコミにも露出し超売れっ子のため会場も満員状態。今回の講演でも、アメリカ一辺倒のこの国の姿勢に警鐘を鳴らし、会場の共感を得ていた。

 果たして、彼の正体は? 寺島実郎=CIA説は無理があるかな。自己紹介では、早稲田の学生時代は、全共闘や革マルからは「右翼秩序派」と呼ばれていたとのこと。何と懐かしい言葉だろうか、要するに「民青」じゃろうが。

 その後、三井物産に入り、若い頃は、イラン革命で瓦解した三井石油化学プロジェクト(IJPC)にかかわったり、米国民主党に影響力のあるブルッキングス研究所に出向した経験を持つ。現在は、三井物産戦略研究所、同じく三井住友系のシンクタンク日本総合研究所の会長にある。

 これらからは、氏の反米的な言説とは逆に米国一辺倒の経歴であることがわかる。氏の言説の中心には、経済指標と共に、新技術の方向が国の方向性を定めるというリアリズムがある。

 この国の資本がこれまでの自動車、家電中心の産業による輸出主導型経済に行き詰まりを感じ、新たな方向性を模索しているその考えを代弁したイデオローグなのであろう。

 米国という国は想像以上に懐の大きい国なのであろう。もう一つの行き方を提言する寺島氏を許容し、役割を与える、そこに米国としての保険をかける、それ位のことをやってしまう国なのである。

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする