銀幕大帝α

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イップ・マン 葉問

2011年06月07日 19時01分54秒 | 亜細亜アクション
葉問2/10年/香港/109分/伝記・格闘技アクション/劇場公開
監督:ウィルソン・イップ
アクション監督:サモ・ハン・キンポー

出演:ドニー・イェン、サモ・ハン・キンポー、ホァン・シャオミン

<ストーリー>
家族を連れて広東省から香港へ移住したイップ・マンは、その地を仕切る洪拳の師匠・ホンと対立してしまい、武館を閉鎖に追い込まれてしまう。
<感想>
日本軍侵略により住居も仕事も奪われたイップ・マン一家が香港へ渡り、そこで収入源として道場を開き弟子を募って行く

反日メッセージが色濃かった1作目ですが、今作はまだ香港がイギリス領だった頃の話なので、今度は青い目をした人達が「悪」です。

イギリス人に良い様にこき使われているサモ・ハン師匠が、親善試合の余興で弟子が武術を披露した際、ボクシングチャンプが「中国武術はダンスだ!」とバカにした事に対して立腹、自らチャンプに戦いを挑むがツイスターパンチの餌食になり死亡、全てを目の前にしたイップ・マン師匠が同胞の為に奮い立ち、チャンプに自身が戦いを挑む

これはまるで、

ソ連の暴れん坊ドラゴにリングで殺されたアポロの復讐を果たすべく自らリングに上がるイタリアの種馬

そう『ロッキー4/炎の友情』を彷彿させるリベンジムービー!!

いや~中々痛快・爽快な戦いを見せて頂きました。
1作目ではほぼ無敵状態だったイップ・マンがボッコボコにされる。
しかも、試合途中にも関わらず、審判団が「足技禁止」を宣告したが為に、更に形勢不利。
殴られてはリングに体を埋めるイップ・マン。
しかし!!
亡きサモ・ハン師匠の熱き想いが体に降臨したその時、詠春拳真の強さが炸裂。
一気に形勢が逆転し、チャンプを横倒しにした上で顔面フルボッコにする様は圧巻!!

これぞ中国武術の誇りたるものを賭けた戦いなり!

試合後イギリス人観客に対し、「勝敗云々よりも重んじる心が大事」とマイクパフォーマンスするイップ・マンの姿がまたカッコいい。

本作は他にも見所は多いが、中でも

サモ・ハンVSドニー・イェン

による円卓上の戦いは凄過ぎる。
もう動きが早いのなんのって。
ここ瞬き厳禁ですよ。
いや、最早動きが神がかり過ぎて瞬きするのも勿体無い位か。

何にせよ、全てのアクションシーンに度肝抜かれ、興奮が徐々に感動へと変わる至福の時を得れます。
本気の香港カンフー映画は体の奥からゾクゾクさせてくれる。
これだから止められないんだよな~。
いやぁたまんねぇ。

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『イップ・マン 序章(2008)』(第1作)
『イップ・マン 葉問(2010)』(第2作)
『イップ・マン 継承(2016)』(第3作)
『イップ・マン 完結(2019)』(完結編)
参照:
『イップ・マン 序章&イップ・マン 葉問(2回目)』
『イップ・マン 誕生(2010)』
『イップ・マン 最終章(2013)』

評価:★★★★
11/06/05DVD鑑賞(新作)
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メーカー:日活

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34 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ドニー・イェン (にいな)
2011-06-07 22:56:58
『ロッキー4/炎の友情』

ほんまやー。そんな感じするするっ。
カッコよかったよー。
ドニー・イェン好きだし、サモハンも出てるから絶対見てしまうわ。
返信する
>にいなぁんへ (ヒロ之)
2011-06-07 23:36:58
観ていて、ふいと頭に浮かんだのが

ロッキー4

でした。

凄かったよね~。
あの2人の戦い。
異種格闘技戦。
K1も真っ青。

サモハンもあのお歳であそこまで動ける所が凄いわ~
返信する
Unknown (ふじき78)
2011-06-08 00:59:48
ドニーとサモハンはなんか相性いいですよね。

それにしても面白かった。
日本人はああいう全部しょいこんじゃういい人が好きですよねえ。まるで日本人が喜んでくれる為に作ってくれたみたいでした。
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>ふじき78さんへ (ヒロ之)
2011-06-08 21:50:55
相性良いんでしょうね。
対決がしっくりときてました。

これはホントに面白かったです。
アクションが起こると常に前のめりになって観入ってしまいましたよ。
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こちらにも (maki)
2011-11-16 21:15:40
連続してみちゃってたのでこちらにも。

円卓上とリング上での超高速手技は感嘆の出来でした。ほんと目を離せない前のめりになってみちゃいました
こんな素晴らしいアクションをみてしまうと、他のカンフーアクションが色あせて見えてしまいそうです^;

またラストのブルース・リーの演出が小憎いですよね★
あと、音楽が川井憲次さんだったんですね、なるほど心に残る楽曲だったわけです
返信する
>makiさんへ (ヒロ之)
2011-11-20 23:04:46
こちらにも有難うデス。

円卓上の戦い、あれヤバイでしょ?
サモハンも結構良い歳なのに、あれだけの動き出来ちゃうんですもん。
やっぱ中国・香港のアクションスターは凄いですよ。

そうそう、ラストでのリーね♪
確かにあれは憎い演出です。

こちらの方がストーリー的にも、アクション的にも見応えがあって私は好きですね。
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うーん… (maki)
2011-11-21 09:58:57
どちらかというと、私は序章のほうが好きだったりします
人間ドラマもしっかり描かれていましたし、反日部分も特にそう感情的になることなく見ることが出来ましたし…(だって、実際の日本軍のやりくちってもっと非道なことたくさんしてるのですから)それに見ているときはしっかりイップ・マン側視点で見ちゃいますからね☆
金師匠との戦いが一番好きですね~
なにせ後ろ手に組んだ姿が格好いいんですもん!
甥っ子にみせたら大興奮してましたよ~
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>makiさんへ (ヒロ之)
2011-11-22 02:09:26
あ、makiさんは序章の方が良かったですか。

確かにドラマ部分は丁寧に作られていましたね。
そっかぁイップマン視点で観れば良かったんですね。
どうにも反日描写が目に付いちゃって^^;
とは言え同じ日本人として軍人のやり方には共感は得ませんけど。

アクションシーン全てが見所!な作品ですよね。葉問もそうですけど、観ていて飽きないというか、ワクワクさせられるというか。

私は両親に見せましたよ。
滅多に映画を観ない母がドニーの動きに興奮してました。
返信する
Unknown (大阪ひろき)
2012-11-10 08:12:59
ヒロ之さん、おはようございます。
この映画は、映画館で、観ました。
功夫映画には、たまらないような、とても見応えのある映画でしたよね。
本当に。ドニー・イェンとサモ・ハンの二人の対決は、拳の拳のぶつかり合いって感じで、正に、名勝負でしたよね。
サモ・ハンは、全盛期の頃よりも、更に太った?ような気がしましたが、動きは相変わらず、素晴らしくて、健在なんですよね。ラストバトルでのボクサーとの対決も、熱かったですよね。
ドニー・イェンの作品では、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー」も、面白くて、お勧めですよ。もし未見でしたら、いつか機会があるときに、是非ご覧になって見て下さいね♪
返信する
>大阪ひろきさんへ (ヒロ之)
2012-11-10 23:42:19
こちらにもコメント有難うございます。

お!やはりご覧になられていましたか。
これはわたし凄く好きなんですよね~。
序章は反日色が強くて好きになれないのですが、これはそういうのもなく、純粋にカンフー映画として堪能できました。
ドニーの動きはもう言うまでもないのですが、対戦するサモハンの動きもまた神掛かっていて、二人が狭いテーブルの上で相対するするシーンは痺れましたよ。
ここは何度も繰り返し観ちゃいましたよ。
太ってもあそこまで動けるのだから大したものです。
まだまだサモハンは健在ですよね。
お薦めいつも有難うございます。
大阪ひろきさんからお薦めされた作品は全部メモに残しているので、また大きなレンタル店にでも行った時に探してみますね^^
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