今日は、カミさんと北アルプスに遠征です。コースは三股登山口から常念岳~蝶ヶ岳~三股の周回コース。当初は他の山に行こうとしていましたが、天気が好天であること、そして15日(日曜日)は勝山でも大雨が降るなど一気に気温が下がりひょっとして山は降雪なのではと初冠雪の山を楽しめると思ひ行くことに。
感動の瞬間の御来光!常念岳への途中、息をのむ瞬間をじっくり楽しめました。
16日(月)カミさんが仕事を終え帰宅するのを待ち、V40ccに山の道具や寝袋を積んで18:30自宅発です。東海北陸道、安房峠トンネルを越え松本市、コンビニで糧食を調達して22:30に三股駐車場に到着。車中泊の準備をしてビール飲んで就寝。翌朝2:00に起床してヘッデン灯して常念岳を目指します。
駐車場には多くの車が有ったけど、この時間に出発するのはボク達だけ 前常念岳への岩稜帯基部
2:15出発!暫くは林道を歩き蝶ヶ岳の分岐を右に常念岳を目指します。暗闇の中の急登を延々登ります。放射冷却で寒く汗をかくことも無く登れますが、ヘッデンの電池容量が少なくなり暗闇の中登ることに。カミさんの充電式が羨ましい。2207mに出ると一旦平地にそして寒いので防寒着を着込み登る。暫くして梯子が架けられているところを過ぎると花崗岩の岩場が続く。暗くて登山道の◎や→マークを探しながら登り5:15に前常念岳に到着。
眼下の雲の流れはゆっくりで、その境界から御来光が出てくる瞬間
背後は御来光が近いのか雲海との間が茜色に染まりだす。感動の瞬間が近づいてきた。周りの岩稜帯では「グエ」「グエ」と雷鳥の鳴き声。(カミさんは撮影に没頭してて中々登って来なかったみたい)そして5:45に八ヶ岳方面から日が登り始め。一気に周りは明るくなり始める。常念岳まではもうすぐ。久しぶりの完璧な御来光に手を合わせる。
言葉にならない瞬間。写真では伝えられない・・・
地球の自転を感じる瞬間 富士山もバッチシ拝めることが出来た
初冠雪した穂高連峰の槍沢に常念岳の朝日を受けた影が映る。
5:50に常念岳に到着。此処からは槍ヶ岳をはじめ初冠雪した穂高連峰のパノラマ。そしてモルゲンロートに照らされた茜色の山々を眺める事が出来た。登山者はボク達二人で誰も居ない。足元には若干の積雪。寒くカッパを着込んで素晴らしい大自然の光景を目の当たりにした。溜息・・・。富士山や南アルプス等がバッチシ!
穂高連峰の稜線! 常念岳で記念撮影!寒い
常念岳から蝶ヶ岳への稜線を望む。
山頂で記念撮影したら、周りの景色の写真を撮ったり過ごし、常念山脈を南に蝶ヶ岳へ向かい下る。この稜線は素晴らしくいつでも穂高の峰々が付き添ってくれる感じ。アップダウンの稜線が続き、最後の蝶槍を登ると目の前には蝶ヶ岳ヒュッテ。登山者も多くなりだす。9:15に小屋に到着。ここから少し歩いて山頂着お疲れ様!稜線を歩くにつれ穂高連峰の景色が変わりとても楽しかった。
常念岳を下る 立派な山容の常念岳!百名山なのも頷ける。
蝶槍が近づいてきた!あと少し 富士山と甲斐駒岳(右端)
槍ヶ岳と槍沢!初冠雪の時に来れて良かった
360度何処見ても絶景! 蝶ヶ岳ヒュッテを過ぎ山頂へ
山頂で記念撮影! 小屋の中のテーブルでお湯沸かしてラーメン!
小屋番の人に聞くと、中で火気を使っても良いとの事で有難く使わせて頂きラーメンタイム。のんびり過ごし、9:50下山開始となる。帰りは三股へ下りなので常念岳を眺めながら。ゴジラみたいな木とか力水などを過ぎ、朝の登山口、そして林道を歩くこと11:50に車の元に到着しました。
ゴジラみたいな木! 本沢の吊り橋を渡る!
常念岳コースと蝶ヶ岳コースの道標!最後は林道歩いてゴール!
今日は最高の天候の下、裏銀座からの稜線を歩くことが出来た。かれこれ30年前の学生時代、中房温泉から燕~大天井岳~槍ヶ岳~新穂高に縦走した事を思い出した。大天井岳から常念は未踏だったので、嬉しかったし、今日もカミさんと素晴らしい山に登れ、とても素晴らしい思ひ出が出来、感謝。今はあの時の30年前の体力とか無いけど、のんびりこうやって山を登り続けて行けると良いなぁと思ひました。
以外に早く下山で来たので、松本市をゆっくり道の駅に寄ったり、食事をしたり過ごし、18時には自宅に到着。充実した山行を堪能できました。