山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

久しぶりに自分の板を調達しました。

2021年02月04日 | 山の道具たち

 3年ぶりに自分の板(前回はテレマーク)を買いました。169㎝だけどズッシリ重い!

20年以上テレマークに乗っていましたが(たまにカミさんのAT板を借りて乗ってましたが)、ラッセル専用の板を調達しました。しかも激パウダーの滑りも良いとか…。メルカリでコツコツ身の回りの山の道具や子供のゲームを売ったりして資金を得、購入~取付けなどをし、漸く仕上げることができました。ワクワクです。
K2のPON2OONというトップが150、センターが130のとても太い板!そしてメタルが入っていない。さぁ、いつものやうに取付け開始です。このブログを見てくださっている方はご存じかと思いますが、いつもの工程で、正確かつ確実に作業しました。
 
 トップシートにテープを貼って中心線を毛書きます。    何度も確認しながら正確に引きます。これら作業は性格がでます(^^♪

いつも、自分以外の山屋さんからの依頼によりビンディングを取り付けていましたが、今回は自分の板なので気分的に重圧を感じることなく気楽に作業できました。但し作業工程はいつもと変わらず。臆病な性格なので、何度も何度も計測、確認しながら慎重さは変わりません。
これまでで一番太い板は、今使っているテレマークの板でK2 WAYBCK104(3年前に取り付け)です。
でもPON2OONのビンディングはTLT SPEEDという軽いもので、テレマークのビンディングの付いたWAYBACK104(172㎝)と比べてもさほど重量が変わらないので、ひとまず安心。

 ビンディングはいつも取り付け慣れたDYNAFIT TLT SPEED です。ブラックと青がカッコいいです。

山で命を預ける道具だけに、絶対に不具合が生じないように取り付けます。接着剤は2液混合性エポキシは定番。機械の使用はビス穴を開ける時のみで、あとは全て手仕事。ビスを締める時もトルクの伝わり方を感じながら締めます。
 
 トップシートに毛書いたビンのビスの位置にビンを置いて確認    ビス穴を開ける前にポンチング!!

 
 先行穴、専用キリで本穴を開け先ずはトゥーピースを取り付け    ビスの締め順を変え調整しながらヒールピースがセンターに来るように

この作業の中で一番の核心部は、トゥーピースの取り付けです。トゥーピースが偏って取り付けると、僅かな偏角でヒールセンターがトップシートの中心線に来ません。締め付ける順番や、締め付けトルクを調整しながら、最後に本締め。ここで中心に来たとき感動の渦に包まれます。この辺のこだわりが、元技術者としての絶対に譲れないところ。

 ブーツヒールセンターが中心に来たら次はヒールピースです。今回もバッチシ!!

次は、シールカットです。ネットでいろいろ探しても、幅の広い板に合うようなものが出回ってません。そんなとき山岳会の仲間から有難いメールが。折角買ったG3のシール(145S)が必要無くなったとの事で、格安で譲ってもらいました。感謝!!そして早速カットしました。この薄いシールは表面積が大きい割に軽くてイイ感じ。
 
 シールはG3 ALPINISTというグリップが効くものらしい。    今までBDしか使ったことなかったので、G3にちょっと期待。


 自分とカミさんの板を並べてみた。23年前に山スキーを始めて以来、年々板が太くなってきている。この中でもアルマダ(黒い板)が一番重い!!

今年のモデルはK2K2K2K2と昔ながらのシンプルなデザイン!あとは、これを乗りこなせるかどうかが心配・・・。そして、登るときにあまりジグを切るのが好きでなく、なるべく直登するように登るので、ヒールリフターの嵩上げパーツを取り付けた。
 
 ヒールリフターの嵩上げ(6㎜)ピースは以前使っていたものを流用(ボール盤で穴を開けるなど少し軽量化させた⇒意味無いかも)

完成した新しいAT板。どんなポテンシャルを秘めているかが楽しみです。滑った時の感じはどんなもんだろう!?ヤッパシテレマークの方がイイのかな!?期待が膨らみます。ちなみに、この板はカミさんも使えるように、ヒールピースを前後させ使えるものにしました。
コメント
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