今日は残雪期の白山を家族で思いっきし堪能しました。
今日はゴールデンウィーク終盤の日!前半は敦賀半島縦走して、中盤は家で家族や兄妹家族でまったりバーベキューしたり遊んだりと過ごし、今日の最後の日は家族で白山に登ってきました。
今年は雪が少ない年だったけど、白山に来れば、中飯場から甚之助避難小屋の間から雪が出てきて、気持ち良い雪山を家族で楽しむ事が出来ました。小学3年生の息子には少し難儀な山行だったけど、最後は彼の背中や足取りもイッパシの山ヤの姿になっていました。
車を路肩の草むらにとめて出発です! いつもの吊橋を渡ります踏み板が張られ快適!!
雪が出てきました。朝早いのでカチカチで滑ります。 急斜面ではアンザイレンしながら登りました。
朝4:30自宅を出発し別当出合を目指します。なんとか上の駐車スペースに駐車でき5:45に出発です。吊橋も踏み板がかかっており快適に歩く事が出来、ウグイスが囀りまくる登山道を家族ルンルンで進み、中飯場を過ぎると雪が出てきました。
雪国に生きる源次郎にとって、毎日雪に戯れ冬は毎日、雪の中を集団登校しているので雪には相当慣れているが、山登りの雪は初めて。甚之助避難小屋を過ぎると、登山道越しに歩く事はせず、一面雪原の斜面を登るので、覚束ない足取りで滑落しないか冷や冷やでした。
一応、アンザイレンしながら登り、一部氷化した所で滑るなど、雪に自信のある彼にとってはとても良い経験が出来たと思いました。延命水の所では先日、ボクの母が体調不良で病院に行った事を危惧し水を汲んで「ばあちゃんに飲んでもらう」と言ってました。
別山を望みながらこんにゃくゼリーを食べる源次郎!斑模様の景色が最高だそうです。
見下ろし山々を眺めると、標高の低い所から高い所に向け冬の名残の残った黒々とした山の風情は徐々に若草色に染まって行く感じが眺められました。何とも言えないグラデーション!
ボクはザックに橇を付けて登りました。 延命水を汲む源次郎。合計3リットル汲みました。
いつものように黒ボコ岩に登る源次郎 なかなかこんなに広大な雪原を橇に乗れるなんて経験出来ないはず。
空は蒼く最高の山日和の一日!9:30黒ボコ岩に到着!恒例の黒ボコ岩登りをし、弥陀ヶ原に出ると、源次郎を楽しませてやろうと、背負ってきた橇(ソリ)に源次郎を乗せ牽引してあげました。広大な雪原をのんびり景色を堪能しながら橇に乗っているようでした。そして室堂に到着し、最後のひと登り!
橇に乗り牽引されながら景色を堪能しつつ焼きそばパンを食べる源次郎
1歳から毎年家族で登っている白山!これで源次郎は9回目の登頂となる。いろんな登山者の方から励まされ、褒められ上機嫌の源次郎!足取りも頼もしくガンガン登ってくる。彼は後半に強いタイプか!?
10:50山頂に着くと360度の大パノラマ!最高にイイ天気!雄大な山々を堪能し記念撮影!昨年は豪雨&暴風の中、何が何だか訳が分からない状態で踏んだ山頂だが今日はとっても最高!
景色を堪能したあと山頂を後にする。 橇遊びに興じるボク!久しぶりに乗って楽しかった。
源次郎も橇でゴー! 山頂をバックに源次郎!
室堂前で昼飯なので早々に下りる事に。途中、所属するF山岳会のK藤さんや、T内カズさん、岡Tさんと会う。ボクのブログを見て下さってる方からも「ゲンゴロウ一家」ですか!?とお声をかけて頂き、楽しいひと時を過ごせました。
室堂前の大斜面では源次郎と橇を二人乗りして転倒するなど、山スキーとは一味違う滑降を楽しみつつ11:35室堂着!ここでいつもの雪のテーブルを作り湯を沸かしてラーメンタイム!普段ラーメンは食べないけど山で食うカップラーメンは最高!
雪のテーブルを囲みラーメンタイム! 帰りも弥陀ヶ原を牽引!
12:15下山開始!黒ボコ下の急斜面もアンザイレンしながら慎重に下り、甚之助避難小屋へ向けショートカットしながら大斜面を下る。此処まで来ると源次郎も登山靴でスキーの様に上手に滑り下りる術を習得したようで、ザラメ雪を上手に滑って行きました。
黒ボコの急斜面をサクサク下る源次郎!ザラメの歩行技術を習得したようです。
甚之助避難小屋のテーブルではポカポカ陽気のひんやりした涼風を浴びつつ、あたかもリゾート気分。快適に下るが、源次郎の靴の中は雪や水でグチャグチャ…。普段から潔癖症!?の彼にとってこの不快な感じを我慢しつつ、所々靴を脱いで靴下を絞りながら頑張って下山しました。14:40
もう安心して見てられます。 靴底をスキーの様に滑らせ上手に下りて行きました(何度も転んだけど)
甚之助避難小屋でリゾート!?気分に浸ります。 段々と雪が少なくなってきました。
今日の山行は雪の残る白山を恒例の家族登山で登ったわけだけど、子供は順応が早いなと感心しつつも、下山の時は雪で何度も滑って転んでも直ぐに立ち上がり歩みを進める源次郎を見て成長したなぁ。とか逞しくなったなぁと思ひました。いつも家ではダラダラと過ごしたりゲームしたり、宿題をなかなかしなかったり、親として悪い所ばかり目がいってしまい叱ることもしばしばあるけど、今日の源次郎の後ろ姿を見ると、もっと彼の本質を見なくてはいけないなぁと実感しました。こういった事を思い起こしてくれる山登りはヤッパシイイもんだなと、ボクが勉強になりました。みんなありがたう!!
頼もしい後ろ姿になってました。 母さんと一緒に。まだ小学3年生…。いつまで一緒に登ってくれるかなぁ