3月17日(土曜日)は富山の籾糠山に行ってきました!猿ヶ馬場山から北に見えるその尖った形がとても印象的でいつかは行ってみたいと思っていた山でした。そして登ることが出来、感動で満たされ帰ってきました。
いつものようにETC割引をゲットする為に3:50丸岡ICを出発します。白川郷ICを下りて国道360号を天生峠の最終除雪地点の標高600m地点(ゲート前)まで行きココで駐車し西に伸びる尾根に取り付きます6:00。 さて今日のメンバーは福井山岳会、山スキー同好会のいつもの顔ぶれです。K尾さん、敏さん、M田さん、そして新人の坪ちゃんです。頑張っていきましょう~!
準備♪ 準備~♪ なんじゃこりゃ~
しかし、いきなりの急登+激藪が行く手を阻みます。しかも雪が少なく藪ゴウゴウでブッシュを両手で掴みながらの藪漕ぎ登高・・・土や岩が出ているところも強引に登る・・・フウフゥ(汗)。標高1000mを過ぎたところでやっと快適な尾根になります。ありがたや~ありがたや~!しかし、帰りにココを滑ろうとは思えません・・・板は間違いなく深刻な損傷を受けるでしょう。坪ちゃんも藪漕ぎは沢登り以来だったみたいで、藪漕ぎ登高の洗礼をうけました。「おめでと~」
ガンバ!坪ちゃん 段々と快適になってきましたよ~
ここからは1400mのピークまで小雪のちらつく中、ラッセルは踝程度で快適に進みます。気温も低く終始パウダーです。途中雷を受けたオブジェの木を通りすぎ、段々と雪は深くなり雰囲気の良いブナ林になってきます。
オブジェとみんな!
1400mピークを過ぎ、南東方向へ進路をとるため標高60m下り再びトラバース気味に登り1405mの小コルを越え籾糠山からの尾根に取り付きます。地形はだらだらとしていて多少複雑だが、地形の起伏は解りやすく読図するのがとても楽しいです。やっぱGPSを使っちゃいけません!山の楽しみが半減します・・・。持っていない僕らのヒガミに聞こえますが・・・!?
快適な登り・・・カモシカと兎のトレースでいっぱい! オブジェ!
もうここまできたら後はラッセルするのみです。新雪は深くなってきますが、脛程度。帰りが楽しみです。標高1550mからは巨大な大木の疎林を進みます。とても癒されます。1665mのコルにきてやっと籾糠山の姿を捕らえることができました・・・地形図の通りそれはとんがっていてピラミッドのようです。さぁ!エンジン全開です。11:45山頂着。小雪の舞う中、360度パノラマです。猿ヶ馬場山も天生峠の湿原も俯瞰できます。生きてて良かった~!尖塔のような山頂は狭く、10畳程の広さです。運動場のような広さの猿ヶ馬場山山頂とは対照的です。皆を待つ間、K尾さんといつものスノーブロックで風防、テーブルを作ります。そして皆が揃ったところで宴会です!景色を眺めながらのビールは超ウマイ~!皆感動で満たされました。
あれは籾糠山の山頂だ~! K尾さんゴール!狭い山頂ですね!
さぁ宴会だ~! あれが猿ヶ馬場山の山頂だね~!
さぁ!酔いも回ってきたところで滑りますか~!標高1375mの広い二俣まで一気に滑ります。雪を覆った大木達のモンスターが次々と消えていく残念さはあったが、それよりも快適なパウダー&ツリーランを楽しむことが出来ました。
モンスター達ともお別れです。
どや!この滑り~! by M田 標高1400m地点で一休み
さて、滑った後はまた登り返しです。シールを貼って再び1400mピークに登り返します。さてここからが、朝の懸案であった藪への再突入するか否かです。そこで、どこか良いトコ無いか地形図をにらめっこです。そこで1400mピークから北西に伸びる谷地形を滑ることになります。ここなら雪は豊富で、フレッシュパウダーが残っているだろうと予測してのこと。いざ突入!
うひゃ~!楽しいな~!
だんだん重雪になりましたが快適です 滝が露出していました
最後は渡渉! 降りてきた谷を国道から眺める
予想以上の谷で皆興奮!疎林で滑りやすい谷が一気に標高750mまで続きます。思いがけない最高の斜面に出会うことが出来、みんな感激!そして大滝谷本流手前に20m滝が露出していたので、そこは右岸から巻いて降りました。そして川岸まで滑り、渡渉し国道に這い上がりました。
快適な国道!雪質もよくかっ飛ばせます! ゲートの前が駐車地点!
ここからもまた楽しい林道滑り!この国道は冬季間は除雪していなく、適度な傾斜がある為、快適にぶっ飛ばしながらジェットコースターのように駐車地点に到着することができました。(16:00)今回の山行は籾糠山までの癒しを堪能し、帰りは意外な快適コースも発見できたことから、一度で二度美味しい山スキーツアーとなりました。みんなありがとうね~!帰りはいつものくろば温泉に浸かり、かえりました。