著者の斎藤環さんは、精神科医。
男女の違いを、いわゆる脳レベルの性差ではなく、説明する。
簡単なようで、難しい議論である。
斎藤さんは、論争的でもあるので、パワーは感ずるが、それが正しいのかと言われると、そうかな、という感じであり、すっきりしないものが残る。
目次
第1章 「ジェンダー・センシティブ」とは何か
第2章 男女格差本はなぜトンデモ化するのか
第3章
すべての結婚はなぜ不幸なのか
第4章 食べ過ぎる女、ひきこもる男
第5章 「おたく」のジェンダー格差
第6章
男と女の「愛のかたち」
終章 「ジェンダー」の精神分析