一度読んだにもかかわらず、書店でついつい買ってしまった。すっかり一度読んだことを忘れていた。
法学部の学生だったふとっちょパパは学生時代に、裁判所の傍聴に何度か行ったことがあるが、司法関係の仕事を見て、こんなことを一生の仕事にはできないと思った。見方が浅かったのだな。
しかし、北尾トロさんは、裁判の傍聴をすることにより、人生を見る。不謹慎な内容が多いが、覗き見趣味を満足させるには、興味深い本である。
ただ、人生に真剣に立ち向かう人、似た様な事件の関係者には腹立たしい本となる。
裁判員制度が平成21年5月21日から始まるが、裁判に興味を持たせるには、役に立つ本ではあろう。
目次
こいつ、絶対やってるよ
絵に描いたように地味な女
仲間がほしい
被告の顔にドラマはあるか
被害者の気持ちなど考えたこともない
そして田原は泣きじゃくった
息子は犬死にです
ぼくに謝られても
ダレまくりのオウム裁判
どこまでもダメな女
卑劣
阿修羅のヤス
なぜ露出なんだ?
リアルな離婚
ヤクザがいっぱい
そして被告は今日も寝ている
証人は不倫相手
被告たちの年末年始
裏口入学詐欺事件
母が娘を、妻が夫を葬り去った理由
裁判所の気になる人物図鑑
簡易裁判の味わい
外国人レイプ裁判
ロリコン男よどこへ行く
かくも不幸な人生