ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

羞恥心はどこへ消えた?

2007-01-02 23:02:37 | 本と雑誌

退化する若者たち―歯が予言する日本人の崩壊」で地べたにしゃがむ男は、退化する若者の姿であることを知ったばかりである。また、その治療法も示されている。

他方、ジベタリアンを「恥の基準」が変わり始めた結果であると分析するのが、「羞恥心はどこへ消えた?」である。この本は残念ながら、対処方法については答えを書いていない。状況を分析し、説明する。しかし、現状認識がしっかりしないと対処策は作れないのであるから、ここで止まるのは、それでよい。ここからは、読者が考えることである。

どちらの見方も正しいのだろう。21世紀が始まり、7年目を迎えるが、どのような世界、人類ができているのか、国情にもよるだろうし、興味深い。

どういう人間を社会として育てなければならないのかについて、共通の理解を作ることが大事である。そうすれば、退化もさせないし、恥についても適切な基準を設けることができる。

目次

序章 ジベタリアン現象―蔓延しつつある迷惑行動
第1章 恥にまみれた人生―日常生活は常に「警告」されている
第2章 生きていくための必要なもの―人類の歴史的産物
第3章 もし誰かに裸を見られたら―恥の基準と多様性
第4章 玄関を出ればタニンの世界―ジベタリアン的心性の拡大

羞恥心はどこへ消えた?

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あけましておめでとうございます (takechann)
2007-01-03 12:06:23
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします
今年も毎月最低5冊の読書を念頭に掲げます。それにしてもふとっちょパパさんの読書量には再々敬服します。
返信する
takechan様 (ふとっちょパパ)
2007-01-03 12:16:48
takechan様
たいした本は読んでいませんし、中身も覚えていません。
ただ、新しい本を読むと元気が出てくるのです。
また、新しい本をご紹介ください。
返信する

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