著者の新井紀子さんは国立情報学研究所教授。「東ロボくん」で著名な方。
マスコミで聞くだけで、その本質は全く理解していなかった。
「東ロボくん」の問題を読むことの難しさと併せて、人間もそれが出来ていない人が多いことを示す。
タイトルの「教科書が読めない子どもたち」というのは、なかなか厳しい指摘である。
教科書が読めないのは最近の話なのか、昔からなのだろう。
それでも良かった時代とこれからの違いは何なのだろうか。
厳しい現実である。
どういう世の中になっていくのだろうか。
目次
第1章 MARCHに合格―AIはライバル
第2章 桜散る―シンギュラリティはSF
第3章 教科書が読めない―全国読解力調査
第4章 最悪のシナリオ