ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

人口減が地方を強くする

2016-05-14 19:31:13 | 本と雑誌


先日「人口蒸発「5000万人国家」日本の衝撃──人口問題民間臨調 調査・報告書」を読んだばかりだった。
藤波匠さんの本著は、それに対する異論。
藤波さんの論の方が説得力がある。

「一般財団法人 日本再建イニシアティブ」による「地方消滅⇒地方創生」は政権とタイアップした感があり、道を間違えるのかもしれないと思う。
2年前には、「地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書)」というのも読んだ。この本の検証も必要だと思う。

藤波さんの「人口減が地方を強くする (日経プレミアシリーズ)」は、本当に地方が消滅しているのか等の事実認識の問題、補助金による移住促進は長続きせず、仕事を作ることが大事など、重要な指摘が多い。
「介護を雇用の受け皿にしてはいけない」というのも重要な指摘だと思う。

目次

序章 「地方消滅」への恐れが日本を誤らせる
第1章 若者は地方にもいる
第2章 無理に人口移動を促してはいけない
第3章 仕事が人を引きつける
第4章 新しい仕事を生み出す仕組み作り
第5章 地方大都市の果たすべき役割
第6章 コンパクトシティだけが解ではない
第7章 「生き残り」を超えて
コメント
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