帯に<思想家にして武道家のウチダ先生と「ヨーガ行者の王」による、今を生き抜く英知が詰まった対談集。>とある。
身体で考えることの大事さを思い出させてくれる。
特に「他者との勝ち負けに意味はない」と喝破されたところはそうだと思う。自分自身がどう成長していくのかを追及するということが大事だということだ。
あるいは、「優秀な指揮官には弾がよける」というのもそうだろうと思う。
さすがに、「ヨーガ行者の王」成瀬雅春さんの空中浮揚の写真は眉唾に思えるが、そういう世界もあるのかな。
目次
まえがき 地殻変動的な潮目の変わり目のときに(内田 樹)
第1章 人は空に浮かべるほど無限の可能性を持つ
第2章 歩行は人間性の根本を担う
第3章 ヨーガも武道も自分を知るためにある
第4章 先行き不透明な時代を生き抜く胆力
第5章 大震災後を生き抜く「身体の声」の聴き方
あとがき 真実を見通す力をつける(成瀬 雅春)