ポール・クルーグマンは2008年のノーベル経済学賞受賞。
アメリカでは1996年に出版され、日本では1997年に翻訳出版された本であり、各種雑誌に発表された論文を集めたものである。
保護主義を始め、俗流の評論家の論を、経済学の常識から一刀両断にする。
アメリカが民主党政権になった今、クリントン政権に対して厳しかったポール・クルーグマンの著書は読み直すべきであろう。
単なる市場至上主義ではなく、しっかりと読むべき本である。
目次
1 ゼロ・サム社会の幻想
2 良い経済理論と悪い経済理論
3 新興経済圏
4 技術と社会