米原万里さんをまた読んだ。文庫になるのを待とうと思っていたのだが、新しい本が出ないこともあり、早く読もうと思った次第である。
パンツにもふんどしにも歴史があることがよく分かる。米原さんは随分と勉強しながらこの一連の連載をなさったのだろうと思う。
目次
1章 四〇年来の謎
2章 よい子の四つのお約束
3章 ルパシカの黄ばんだ下端
4章 紙という名の神
5章 パンツとズロースの相違
6章 『友誼』印のズロース
7章 禁欲と華美と
8章 伝統との訣別
9章 羞恥心の迷宮
10章 羞恥心の誕生
11章 なんとも物珍しく面白い光景
12章 イエス・キリストのパンツ
13章 複数形の謎
14章 イチジクの葉っぱはなぜ落ちなかったのか
15章 男の領分なのか。その1
16章 男の領分なのか。その2
17章 男の領分なのか。その3
18章 NKVDの制服からハーレム・パンツまで
19章 パンツは馬とともにやって来たのか?
20章 タイツにまつわる二つの悲劇
21章 フンドシをめぐる罪深い誤訳か?
22章 日本民族の精神的支柱
23章 モンゴル少女の悔し涙
24章 乗馬が先かパンツが先か