ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

人間は進歩してきたのか―現代文明論〈上〉「西欧近代」再考

2005-01-11 21:34:18 | 本と雑誌
佐伯啓思先生の本は、新書レベルではよく読む。この本も整理していたら出てきた本。
現代文明を捉える視点が大事だと思わされる。

人間は進歩してきたのか―現...PHP新書


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日本人の壁

2005-01-11 21:26:38 | 本と雑誌

以前読んだ本を整理していたら出てきた。中山治さんは心理学者であり、心理学的日本人論という面白い切り口である。
そうかなと思わせられるところが多い。

日本人の壁

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子どもが減って何が悪いか!

2005-01-11 15:02:33 | 本と雑誌
表題を見ると、単に刺激的な本かなと勘違いするが、結構中身が濃い本である。
赤川学さんは、1967年9月5日生まれというから、10歳ほどふとっちょパパより若い。
私も、先輩方が子供が減ると大変だという度に、少々人口が減ったくらいの方がよいのではないのかと漠然と疑問を持っていた。
赤川さんのこの本は、これに対し正面から切り込みをかける。
序章 世に溢れるトンデモ少子化言説
第一章 男女共同参画は少子化を防げるか
第二章 子どもを増減させる社会的要因は何か
第三章 夫の家事分担は子どもを増やせるか
第四章 男女共同参画は少子化対策ではない
までで、男女共同参画が少子化対策として有効ではないことを論証(統計学の勉強になる)。
とはいえ、男女共同参画は別の論理から推進されるべきだとする。

第五章 少子化の何が問題なのか
第六章 少子化はなぜ止まらないのか
第七章 子育て支援はいかに正当化されるか
第八章 子どもが減って何が悪いか!
では、少子化を前提とした制度設計が重要だという議論を展開する。

リサーチリテラシーの重要性を指摘する部分は面白い。
しかしながら、どうも理解が一緒にならないところは、「選択の自由」ということに最終的な価値を置くか否かのところにあるような気がする。
日本の社会規範をどのように作っていくのかという基本のところで、自由からスタートするのか、ある一定の制約があるものと考えるのかだと思う。
すなわち「善の構想」(望ましい生き方や人生設計)からの中立を要請する考え方には、ふとっちょパパは組することはできない。「善の構想」がなければ、そこには無責任しか残らないような気がしている。
このあたりは、またの機会に考えてみよう。

子どもが減って何が悪いか!ちくま新書 (511)



コメント (2)
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