馬医者修行日記

サラブレッド生産地の大動物獣医師の日々

10年目研修 子牛の骨折内固定

2018-12-13 | 講習会

10年目研修の第2班。

また骨折内固定の実習を頼まれて行ってきた。

Synthesの全面協力で器材を使わせてもらえる。

脛骨から始めて、橈骨、大腿骨、上腕骨もやってみたり、アプローチを確認してもらった。

キャノンのDRもデモをかねて使わせてもらい、

骨折の評価、内固定途中の評価、できあがりの評価をその場で確かめられる。

実際の内固定手術でもDRは大活躍してくれる。

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本当は、3日くらいかけてゆっくり勉強し練習すると、少なくとも基本的な手技と知識が身につくと思うのだけれど、

なかなかそうも行かない。

しかし、うちで1日だけ練習して行って、上腕骨骨折の内固定を2頭成功させた(上腕骨骨折の内固定は難しい!)

本州の獣医さんも居る。

「北海道では子牛の骨折は内固定してでも治してもらえる。

北海道の牛の獣医さんは骨折の内固定の知識や技術も持っている。

さすが北海道だ。」

と、なる日が来てもらいたいと思う。

「北海道で牛の臨床やって、整形を専門にしたい」

という若い獣医さんだって出てくるかもしれない。

まずは、成功の報告が来るのを楽しみに待ちたい。

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研修の前日、私は薪割り。

けっこう息もあがる。

背筋や肩周りをはじめ足腰も使い、全身の筋力トレーニングにもなる。

そして特有の爽快感がある。

バッティングセンターでの運動と似ているかもしれない。

成果(割った薪)が増えていくので、達成感もある。

流行る?・・・・・・・・そんなことはないな;笑