馬医者修行日記

サラブレッド生産地の大動物獣医師の日々

初夏到来

2012-07-10 | 日常

今日は、

午前中1歳馬の飛節OCDの関節鏡手術。

その後、繁殖雌馬の瞬膜のおそらく扁平上皮眼SCCの摘出手術。

立位枠場保定で鎮静と局所麻酔と鼻捻子で行えた。

午後、1歳馬の疝痛が飛び入り。

風気疝のようだった。

少し遅らせてもらって、2歳馬の球節の剥離骨折の関節鏡手術。

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今日はすっかり晴れ上がって、蒸し暑くなった。P7102499

午後の手術室では今年初めてエアコンを点けた。

術者は長袖ガウンを着て、ゴム手袋をして、緊張感のある肉体労働をしなければならない。

集中力を維持しやすい環境を望むのは贅沢ではあるまい。

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ヨーロッパのどこの国だか知らないが、

「疲れている犬は良い犬だ」

という格言があるそうだ。

その点でいけば、

元気すぎるゴールデンのやんちゃ坊主は少々悪くても大目に見てやらなければいけないだろう。

あんまり大人しくて良い子だと物足りないと思ってしまう飼い主が良くないのだ。

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初夏到来。

この季節は好きだ。