Cooking Studio Tanabe

渋谷で習う和食・WASHOKU

生いくらのもみじ漬けと菊花ずし

2014-10-07 14:26:51 | 秋の和食
秋の食材ベスト3 に入るこの鮭の腹子が手に入ると・・醤油につけた「生いくらのもみじ漬け」を作ります。



                 

餅網を使わなくても、簡単にできる方法は
外側の皮に切れ目を入れた腹子を、ボールに入れ塩をたっぷりまぶし、お湯をかけます。次にボールの外側から静かに水を入れ混ぜます・・汚れた水を捨てます。水を2,3回替えると皮は自然と外れます。

大事なのは塩です。塩がついていればお湯をかけても溶けることなく・・消毒にもなり生臭さが消えますよ!

買う時はなるべく黒くないもの・・皮が黒ずんでいるものは古い証拠です・・

そして、出来上がったら、酒を少しかけ、醤油に漬けます。これが「もみじ漬け」です・・

これは菊花ずしの上に、このもみじ漬けをのせて・・華やかな秋のおすしになりました!




菊花ずしは酢飯に、菊の花ととんぶりを入れてあります・・・いくらがなくても、菊の香りととんぶりの食感が・・大人のおすしです!(菊の花は酢を入れて茹で、甘酢につけておきます)

土瓶蒸し・焼き舞茸ごはん

2014-10-06 10:33:44 | 秋の和食

今年は雨が多かったので、松茸がお安いそうです \(☆o☆)/


炊き込みご飯は焼き舞茸です!焼くことによって、香りもよくシャキっ!としています・・・




お酒をかけ、塩を振り、オーブントースターで焼いておきます・・下にペーパータオルをおくとアクとりに便利です。

お米には油揚げ(細かいみじん切り)を入れ、追いがつおで濃い目に引いただし汁で炊き込みます。
 
                 
                

           これはシンプルで大人の味です(^^♪

秋の実(むかご・栗・ぎんなん)の炊き込みご飯

2014-10-04 16:16:49 | 秋の和食




         秋になると、こんなご飯を食べたくなります!

    米2c に塩小1、むかご大4、栗10個,ぎんなん25個使います



むかごは山芋(自然薯)の葉の付け根につく小さなお芋です。見た目は地味ですが・・美味しく・・・皮をむく方法はありますが、よく洗って、生で使います。


栗は1晩水に浸けて皮をむき、あられに切り、30分程ミョウバン水につけ(色をきれいに仕上げるため)洗って使います。

銀杏も殻をむき、薄皮を取ります。

ご飯にだし汁は使わず、塩だけで素材の持ち味、香りを出します。


               

鬼おろし で作る「柿のみぞれ酢和え・柿釜にのせて」

2014-10-03 12:32:36 | 秋の和食
柿を使って、みぞれ酢和えです。柿を釜にしたらさっと、塩水につけておきます。

鬼おろしで大根(300g)をおろし、軽く汁を絞り甘酢につけておきます。鬼おろしは、見た目通り、通常のおろし金より荒く出来ます、でも想像より、しっかり大根おろしになります・・・コレになれると、細かい方はものたりなくなりますよ・・



とろっと甘酸っぱい大根のみぞれに、柿、生麩(あられに切って、オイルで焼いておきます),海老(酒塩にかけて、八方出しにつけておく)、きくらげ、もって菊、銀杏、三つ葉、ゆずを和えます。

柿の葉は我が家のベランダの柿の木から収穫・・・和食には一年中重宝します・

                 

柿を器にしただけで・・おもてなしの気持ちが何倍にも伝わります!  ぜひ・・!

秋・「吹き寄せごはん」

2014-10-02 16:53:18 | 秋の和食
秋になりましたね・・

「吹き寄せご飯」は・・季節の野菜を入れた炊き込みご飯です。


ご飯をおおぎ型に抜き、この葉が落ち、風に吹気寄せられたその下から茸が・・そんな様子をご飯にして、ご飯は小さく切った人参としめじで炊き、上がったら黄菊、銀杏、枝豆を混ぜます。      
米3c だし汁580cc 酒30cc 塩小1 淡口30cc


秋の口取り3種は、琥珀卵、松風、菊花なます

おしのぎは南瓜まんじゅう

お椀は海老の萩しんじょう椀