チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「桜」、逗子は開花も満開も東京より数日遅いはずなのに

2023-03-16 22:35:51 | 逗子風物
3月16日(木)

 「桜」といっても、標本木は「ソメイヨシノ」で、ヤマザクラなんかが咲き出してもあまり話題にはなりません。
 ということで、東京の標本木である靖国神社の「ソメイヨシノ」、今年は昨年より6日早い一昨日の14日に開花したそうです。

 ところで、私が勝手に標本木に決めている逗子の田越川脇の「ソメイヨシノ」、去年は東京より5日遅い25日に開花しました。

 今年も「そろそろかな」とは思ってはいたものの、桜が咲くと不思議に落ち着く「スギ花粉症」がまだ治まらないので、ちょっと油断していましたが、今日、駅前のお店に用があって外に出ると、

 近所の路地のお宅にある、少し早咲きの「マメザクラ」。
  見事に満開でした
  

 京急逗子葉山駅の踏切の脇の「ヤマザクラ」は
  もう、葉桜になりつつあります
  

 弥生三月に入って二週間余、あきれるほど暖かい日が続きましたから「さもありなん」ですが、これは「そろそろ」とか言っている場合ではありません。

 さっそく、私の標本木のもとへ。
  5~6輪、開いたところでした
  

 これは「開花宣言」していいでしょう。この二週間、逗子の気温も高かったんですね、まだ靖国神社の二日後ですから。

 「このぶんだと、田越川沿いより少し早めの逗葉高校下の坂道の桜はもっと開いているかもしれない」と、バスに乗って行くと、

  やはり、数輪どころではありません
  

 木によって個体差はありますが、
  一~二分咲きの桜も
  

 我々の世代にとって、「桜」は新しく出会う人を歓迎する花でしたが、今や離れて行く人を見送る惜別の花になったようです。「昭和も遠くなりにけり」ですか。


  出会いより別れが先と咲く桜  弁人


 「これは、お花見のプランも早く立てないと」と呟きながら、桜山公園へ下りて行くと、

 紫色っぽい濃いめの紅色とでもいうのでしょうか、
  満開の「寒緋桜」が
  

 花が下向きに垂れ下がっていて、その色合いから、一見、サクラとは思わなかったのですが、幹の模様や柄の先の花の付き方がサクラと同じなのです。
 昨年、立川の昭和記念公園に咲いていたので写真を撮って教えてもらったところ、やはりサクラで「寒緋桜」とのこと。「寒緋桜」といえば、沖縄で目にしていたはずだったのですが。

 その先に、ソメイヨシノ同様、これから
  きれいに咲きそうな「枝垂桜」
  

 公園から下の市街地に下り、横須賀線の線路脇を歩いて、

 これも、いつも気になっている早咲きの「ヤマザクラ」。
  満開でした
  


 このサクラはソメイヨシノよりせわしなく、咲き始めたかなと思った三日後には満開になり、それから一週間も経たないうちに全体が茶褐色の葉桜になってしまいます。
 どうも、明日から天気が下り坂のようですから、今日来ていなかったら、今年はこの桜の花に出会えなかったかもしれません。

 ここから我が家まで川沿いを歩きながら帰るのですが、水の流れる所は気温が少し低いのでしょうか、途中に並ぶソメイヨシノ、どの枝もまだつぼみのままでした。

 そこに、ふと目に鮮やかに入ってきたのは、
  ボケとウンナンオウバイ
  


   急ぐ帰途のんびりと咲く花もあり  弁人


コメント
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