チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

花たちもスタートダッシュの「春」

2021-03-12 14:56:02 | 湘南・鎌倉・三浦ぶらり
3月12日(金)

 インフルエンザも新型コロナウイルスも、冬の乾燥した時期はよりいっそう感染しやすいと聞いてましたから、心の片隅に「早く暖かい季節になってほしい」と思いながらカレンダーを眺めてきましたが、3月に入って、気温が明け方10度以下になっても、昼間は春の陽気という待ち望んでいた時期になりました。

 ところが、現実は、新型コロナの新規感染者数は下げ止まってしまい、「緊急事態宣言」もだらだらと解除されないまま。一方で、ワクチンの供給は滞り、感染力の高い変異種が勢力拡大中ということで、まあ、ある程度予想してたとはいえ、やはり春になってもほっと一息というわけには行きません。

 でもですよ、お上のお達しに従順になったまま、防空壕にじっと閉じこもっているような毎日が続いていれば、いいかげん人間が腐ってしまう感じになってしまうのも事実。

 たまにはと、一昨日、車で買物に出ると、咲きはじめの白木蓮が目に入って来ました。
 ハクモクレンといえば、横須賀のしょうぶ園に大きな木があったなと園内を覗いてみると、

 ちょうど盆地というか、窪地のようになっているせいか、ほとんどつぼみの状態で、ほんのわずか
  開きかげんという程度
  

 ここは咲いていなくても、しょうぶ園の近く、大楠山の南に沿って平作から佐島へ抜ける道に白木蓮の並木があって、「そっちはどうだろうか」と向かうと、

 こちらは陽当たりがいいようで、
  咲いていました
  
  
  


   春の陽に純白の花きらきらと  弁人


 ここでちょっと話を戻して、先程のしょうぶ園。

 白木蓮を見ようと丘へ上っていく所に、早くも「石楠花」が何輪か開いていて、
  その一輪
  

 私の感覚では、「シャクナゲ」と言えば「5月頃に咲き乱れる初夏の花」という印象なのですが、3月初旬なのにもう咲き始めている。

 さすがに、「まだ早いんじゃないの、つんのめってないか」と言いたくなりますが、ここ数年、春の到来自体が早くなって、植物もそんな状況に適応し始めてしまっているのかもしれません。
(と記している今、背後のテレビスピーカーから「福岡でサクラ開花の宣言」という音声が流れて来ました。まだ3月12日ですよ)
 さて、この花がいつまでこの姿でいるのか、どこかで次の花と交代してしまうのか、毎日眺めていられるわけもありませんが、いずれにしても、石楠花は6月に入っても咲いていますから、なんとも花期が長い。そういう点で桜なんかとは全く違う味わいが漂います。


 そこで、これも花期が長そう。もう一つ、今咲いている初夏の花を。

 我が家のデッキに置いてある
  「ルピナス」
   

 藤の花が縦に伸びたような姿から「昇り藤(ノボリフジ)」とも言うようですが、ついひと月ほど前は、両方とも10㎝ちょっとの背丈だったのです。それが、陽当たりが良かったのか、特に左のほうはすくすくと大きくなって、なんとまあ花の部分だけで60㎝にもなりました。
 右の背の低いほうは、花の先端部分が落ちてしまって、これ以上伸びられないのかもしれませんが、それでもそれなりに大きくなっているのです。
 いずれにしても、なかなかたくましい花という印象ですが、同じ鉢、同じ土なのに、やはり人間と同じで、花にも個体差があるのでしょう。

 実はこの花、2月の半ばに行った小田原のフラワーガーデンの売店にも置いてあって、「我が家と同じだね」と眺めながら、すっかり春到来の頃に咲く花だと思い込んでいたのです。ところが、調べてみると、花期は5月ごろとあって、初夏の花ということになります。
 となると、2月半ばのころは咲き始めだったようですし、さらに加えて、中には5~6月頃に180㎝くらいまで大きくなる花もあるとかで、もし左の花がそんな成長株だったりしたらと、我が家の花ながら、ちょっと末恐ろしくワクワクしてきました。


   花伸ぶる成長期の児居るがごと  弁人


コメント
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