チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

ほっと一息、「やっと咲いた梅」

2015-02-17 18:26:31 | 身辺雑記
2月17日(火)

 立春から二週間近くなりました。今年も気温が低めの明石ですが、

 さすがに、早咲きの
  蝋梅は咲いているものの、
  

 紅梅や白梅は、保育園のある稲爪神社でも近くの大蔵院を覗いても、依然としてまだつぼみのままなのです。

 それなのに、昨日の16日、テレビから「神戸で梅が開花」という声が流れて来ました。一瞬「やっぱり神戸のほうが少し暖かいのかな」と思いましたが、明石市は東は垂水区と隣接し、市域の大半は西区が覆いかぶさるようになっているわけで、そんな遠くの話であるはずはありません。

 それじゃあ、神戸市にあるとはいえ、明石からすぐ近くにある名刹太山寺はどんな具合だろうかと、買物の前に車で向かってみました。

  青空の中の国宝の本堂
  

 海っぺたは薄曇りの空模様でしたが、海峡から10㎞ほど中に入ると、風も穏やかでなかなか良い天気です。

 あんずの木に接ぎ木した
  紅梅が有名なのですが、
  
 やはり、まだつぼみでした。

  白梅も咲いていません
  

 きっと、神戸にももう少し暖かい所があるのだろうと思っていると、日当たりの良い所にある小ぶりの梅の木に、

 開いていました。
  一輪ですが、
  

 「たしかに開花なり」と、一応自分なりに宣言することができました。


   春探す御寺に射す陽の柔らかに   弁人


 さてと、これは何かな。
  日射しを浴びてきれいです
  

 お寺の方から「くちなしの実で、いろいろな鳥がついばみに来るんですよ」と教えてもらいました。クチナシは夏に咲く白い花という認識しかありませんでしたが、冬にこんなにきれいな実になるんですね。赤い部分はどうも鳥がついばんだ跡のようです

 ところで、お寺のパンフレットによると、奥の院の前を流れている伊川の上流の岩肌に磨崖仏があるとのこと。紅葉の時に来た際に行きそびれてしまったので、今日こそはと思ったのですが。

 聞くところによると、実際は河原を歩いて行ける所ではないということで、車で上流のほうへ迂回して、さらに坂道を数分歩いて行くと、すっかり深山の渓谷の趣の中に、

 ありました。
  川向こうの岩に磨崖仏が
  
     


   水行をなさるつもりか磨崖仏   弁人


 とにもかくにも、太山寺でもうすぐ来る春を実感することができて少しほっとした次第です。


 そして今日。KAZU君の最後の生活発表会を楽しみに明石にやって来ている妻君と、車で保育園のそばの天神様の前を通った時、助手席から「梅咲いているよ」との声がかかりました。さっそく車を停めて境内へ入ると、

 なーんだ、こんなにきれいに
  咲いていました
  

 本殿脇の白梅も
 「もはや春なり」の風情
  


   鶯も隠れていそうな春気配   弁人


コメント
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