チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

今年は気温が高めで「花」も焦り気味?

2016-05-04 19:57:32 | お出かけ・散策
5月4日(休)

 老夫婦二人で迎えた今年のゴールデンウイーク。わざわざ人ごみの中へ出かけることもありせんが、外に出てみると、若葉の上に白い花が開き、道路脇のアヤメも咲き始めています。
 連休が終わったら見に行こうと思っていた初夏の花も、のんびりしていると見頃が過ぎてしまうのかもしれません。

 思い起こすと、昨年までの7年間の明石暮らしの中、その折々に季節感を味わうべく、いろいろな所へ出かけましたが、休日にKAZU君と遊んだ時を除くと、そのほとんどが一人カメラ片手の単独行動でした。
 今年はそばに妻君がいて、それも夏までの短い仮住まいの明石暮らし。つい「あの場所のあのきれいな花を見せてあげたい」と誘いたくなって、思い出の場所へ出かけることが多くなります。

 連休の前半でした。毎年、連休が終わってから咲くカキツバタの様子を見ようと、隣町舞子の北の多聞寺に行ってみると、ほぼ満開に近い状態でした。
 次の日もお天気に誘われ、駅で調達したお弁当を明石公園でのんびりと頬ばっていましたが、ハナミズキもヤマブキももう終わっていて、アヤメがきれいに咲いていました。
 1日は、車イステニスのダンロップオープン決勝を観戦しようと、三木市のブルボンビーンズドームへ行きました。テニスドームのある広大な公園も新緑がすっかり深まり、藤棚に近づくと、すでに色褪せ始め満開を過ぎたかの感じなのです。

 せっかく予定していても、うかうかしているうちに見逃してしまったら大変。来年はもう明石にはいないのですから。藤の花といえば、やっぱり宍粟市山崎にある大歳神社の「千年藤」がいちばんかなと、連休中唯一の平日の5月2日に車を西へ走らせました。

 境内いっぱいの藤で有名な大歳神社。
  6年ぶりです
    

 ちょっと不安がよぎりました。外からは紫の花があまり目に入ってこなかったからです。

 6年前は5月半ばでしたが、
   こんな具合でした
   

 今年はもう
  満開を過ぎていて、
  
  「これぞ、藤の花」という状態ではありませんでした

 でも大丈夫。ここは藤の花が期待どおりでなくても、すぐ近くに「花菖蒲園」があります。もちろん、ハナショウブはまだですが、

 今は、
  シャクナゲがきれいです
  

 淡いピンクの
  シャクナゲの中を上って行くと
  

 すばらしく鮮やかな
  咲き具合
  

 今にも開きそうな
  つぼみですが、
  

 きっと
  こんなふうに咲くのでしょう
  

 新緑の中に
  一房の「藤」
  

 足下には可憐に咲く
  「クリンソウ」
  


   とりどりの花に優しき初夏の風   弁人


 この日は朝早く出たので時間はまだ十分あります。目的の大歳神社の藤の花は今一つでしたが、兵庫にはもう一ヶ所、丹波路の白毫寺という所に「九尺藤」が咲く名所があります。
 実は、明石から白毫寺へ行くには、先日橋桁が落下した新名神高速建設現場の近くを通らなければなりません。現場の国道が通行不能になったままで、近辺の高速道路が混雑しているとの情報もあり諦めていましたが、この際、遠回りでも行ってみようかと播但道を北上して向かいました。
 途中、朝来(あさご)市のレストランでお昼を食べましたが、内陸は気温の変化が激しく、なんと31度という表示にびっくり。白毫寺の藤ももう見頃を過ぎているかもと期待せずに向かうと、

  これは壮観
  

 薄紫の花と香りの中、
  初夏の空気を満喫
  


   舞ふ蜂の人を無視せり花の下   弁人


 伽藍の裏手には黄色の藤の花が
  初夏の陽を浴びていました
  
 「キングサリっていうんだって」という話し声が耳に入りましたが、後で調べたところ「キハナフジ」ともいうようです。



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