チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

逗子散歩「沼間の名木三種」

2020-11-21 11:13:03 | 逗子風物
11月21日(土)

 逗子駅の近くの亀ヶ岡八幡宮にも大きなイチョウの木がありますが、逗子でイチョウというと、沼間の五霊神社の大イチョウが筆頭でしょうか。

 亀ヶ岡八幡宮のイチョウはまだ少し色づいたかなという段階ですが、東京表参道のイチョウ並木の黄葉が見頃になったという話題がテレビに流れるのを見て、それではと散歩がてら、東逗子から東へ5~600m、バス停宮ノ下の目の前にある五霊神社へ。

 石段をちょっと上がって鳥居をくぐると、
  すぐ左にイチョウの大木が
  

 樹齢800年以上、高さ25メートルの巨木で、
  カメラにはとても入りきりません
  

 「かながわ銘木100選」に選ばれ、
  県指定の天然記念物になっています
  

 葉は見上げないと目に入ってきませんが、
  鮮やかな黄色にはまだ時間が
  


   公孫樹聳ゆ鎮守の森に冬ぬくし  弁人


 ところで、この五霊神社、境内の広さは300坪ほどでしょうか、こじんまりとした風情ですが、ここかしこに、タブノキなどの常緑樹やケヤキ、エノキなどの落葉樹が林立し、社殿はそれらの樹木の鬱蒼とした緑の中に鎮座しています。
 その木々たち、20数本が逗子市の保存樹木に指定されていて、これもそのうちの一つでしょうか、

 根元に祠があって、これも御神木になっているのか、
  背の高い落葉樹が一本
  

 大イチョウの根元に保存樹木一覧図があって、それを見ると、タブノキとかアカガシの位置になるのですが、この二つは落葉樹ではありません。
 枝振りからはケヤキのように見えるのですが、境内の他のケヤキはまだ褐色の葉が付いたままなのです。でも、この木は一段高いところにあって、風の受け具合もあるのかもしれません。

 ということで、
  葉の落ちたケヤキということにして
  

 再び大イチョウの脇に戻って下を見下ろすと、バス通りの向こうに横須賀線の線路が見えます。ちょうど踏切の警報音がなったので、
  カメラを構えました
  

 電車の先、左側の住宅の屋根の向こうに見える褐色の木。実は、あの樹木も逗子の名木の一本なのです。
 目の前の電線や架線が気になって、もっとよく見える場所があるはずと、五霊神社の裏の坂道を上って行くと、

  こんな具合の眺望の所に
  

 神武寺の山を背後に、偉容を誇るかのように立つケヤキ。とある民家の敷地に立っている木ですが、「かまくらと三浦半島の古木・名木50選」に数えられています。
 そしてこの風景、昭和の終わりの頃、通勤電車の車窓からよく眺めていた思い出があって、特に、暗くなった後の月明かりに浮かぶ迫力ある姿が印象的で、その頃の香りが蘇ってくるような感じに陥ります。

 せっかくなので踏切を渡って近くに行きましたが、あいにく夕刻、いい写真が撮れませんでしたので、

  16日の月曜日に撮ったものを
  

  葉が落ちるとヤドリギだけが残ります
  


   小春日や店子に優し大欅   弁人


コメント
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