チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

下馬評の高いカープ、4連覇なるのか

2019-03-29 17:27:46 | スポーツ観戦等
3月29日(金)

 春になりました。甲子園は7日目で、ベスト8が出揃いつつあります。今夜はいよいよペナントレースも開幕、まさに野球の季節到来です。

 昨日、負けちゃったんですけど、今春は甲子園に怪物級のピッチャーが現れました。星稜の奥川君。一回戦の履正社戦の投球は圧巻で、雰囲気がちょっとあの江川投手に似ているような感じもしました。
 明石商業の2年生ピッチャーもいいですよ。ムダのないきれいなフォームで、今ヤクルトにいる原樹理君の東洋大姫路時代のピッチングを彷彿とさせます。原君より体格が良さそうなので期待できます。
 それと、明石商業の試合運び。ともすれば打力重視に向かいがちの今の高校野球の中で、犠打と足を絡めて1点ずつ積み重ねて行くという、ひと昔前のオーソドックスな野球を貫いていて、オールドファンにはたまりませんな。

 おっと、今日の本題はカープでした。

 キャンプの中継を何回かCS放送で見たのですが、なかなかの充実ぶりでした。二年連続MVPの丸選手が抜けたとはいえ、若手の台頭著しく、ジャイアンツから来た長野選手の影が薄く感じてしまう状況。まあ、ベテラン選手がスロースターターになるのはしかたないことなので、公式戦になれば彼らしい動きにはなるでしょうが。

 そんな雰囲気でオープン戦に入ったのですが、やっぱり仕上がりが早かったのでしょう、初めのうちはずっと勝ち続け、終わってみれば首位。終盤はちょっと疲れが出たのか、何回か負けはしましたが。

 でも、オープン戦の戦績が全くあてにならないのはいつものこと。「終盤に疲れが」と言いましたが、実は、3月半ばから、溌剌としていた若手もさすがに調子は長続きせず、精彩を欠いてきたのも事実。先発投手陣もピリッとしない状況なのです。

 そんな中、神宮と横浜で二試合オープン戦を観戦して来ました。

 最近、ものすごい人気のカープ。マツダスタジアムのチケットをめぐり大混乱になったというニュースもありました。ひと昔前は、旅行がてら広島の球場に行っても、のんびりと観戦できたのに、今はとんでもありません。カープの公式戦なんて、間近に見るのは、もうほとんど無理かもしれません。
 ここは、花粉症などと言い訳している場合ではないのです。オープン戦へ出かけるしかありません。

 そこで、19日の
  神宮球場
  

 さすがにオープン戦。このくらいの観客なら
  いつでも来られるのに。
  
  

 試合は、なんとか
  勝ちましたが、
  

 この時期になると、やはり若手よりも中堅ベテランが台頭してきます。初回、タナ・キク連打の後、松山の二塁打で先制。でもやっぱり、不安視していた先発の野村、ものの見事に、青木とバレンティンにホームランを浴び逆転されました。
 中盤に安部のツーランでなんとか勝利。まあ、中継ぎ・抑えの投手陣はいいものの、先発陣で言えば、大瀬良、ジョンソンの試合で落とすと、けっこう苦しいペナントレースになりそうな気配です。

 そして、翌20日の
  横浜スタジアム
  

 ライトスタンド後方に「ウィング席」なるものができましたが、高所恐怖症。
 「あそこには行きたくないなぁ」
  

 なんと、カープ床田、ベイ大貫という今季期待の新顔同士の投手戦となり、
  1-0でベイの勝ち
  

 両軍ともニューフェースの投手が先発陣に入るメドが立って大収穫でしょうか。なかなか点が入らない試合でしたが、こういう試合も面白い。
 カープは5安打でしたが、タナ・キクが2本ずつと松山の1本。やはり公式戦が近づいて来ると、こういう中心選手はさすがです。

 ところで、この試合は公式戦が近いということで、カープだけがDH制を採りませんでした。実戦を睨んだ布陣だったのと、接戦だったこともあって、注目のルーキー小園選手は出ませんでしたが、まあ、すごい人気で、前日の神宮球場でも、ファンは「いつ彼が登場するか」とワクワク。二日間とも、ゲームセットまで帰る人はほとんどいませんでした。
 確かに、オープン戦でホームラン2本。加えて軽快なフットワーク。高校の卒業式を終えたばかりの若者がですよ、試合に出ればすっかり一人前なのですから騒がれるのも肯けます。自力で開幕一軍を手にしたのですからたいしたもんです。カープの高卒では19年ぶりとか。


   水を得し若鯉跳ねるオープン戦   弁人


 ただ、私は彼を一軍に置くのはあんまり賛成できないんですけどね。なんといっても、ショートには田中広輔というはずせない選手がいます。それに、スイングは光っていますが、まだアウトコースの球をセンターから逆方向に打てません。ペナントレースの緊張した雰囲気を味わったら、あとはファームでじっくり鍛えて欲しいというのが正直なところ。広輔が絶不調になることは考えにくいのですが、人間いつ怪我をしないとも限りません。そういう時にはフル出場も可能なのですから、ここぞと一軍に上げてあげればいいんじゃないかと。せっかくの逸材、こっこはひとつ、急がずに大切に育ててもらいたいなと思っているんですがね。

 さあ、そろそろテレビの前に陣取らないと。ペナントレースの「はじまり、はじまりぃ!」


コメント
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