チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

雨が上がれば、「紫陽花」が気になる季節

2017-06-23 13:55:04 | 湘南・鎌倉・三浦ぶらり
6月23日(金)

 一昨日の水曜日は新幹線も止まるほどの大荒れの天気。雨は夕方に収まりましたが、風は夜半まで吹き荒れていました。

 一夜明けた昨日は少々蒸し暑かったものの、雨上がりとなると、この時期やはり紫陽花でも見に行こうかという気分、妻君に声を掛けて鎌倉へ向かいました。

 「人の押し寄せる明月院のある北鎌倉や長谷方面は避けて」と思っていましたが、妻君の「平日の午前中だし、長谷寺でも大丈夫じゃないの?」という誘いもあって満員の江ノ電に乗りました。

 やはり結構な人出。
 「30分待ち」の表示が
  

 首都圏に近いということもあって、昨今、鎌倉に足を運ぶ人がいちだんと増えているような感じです。
 単線で輸送力増強が見込めない江ノ電はいつもほぼ満員、生活の足として利用している地元の人を優先させる策を模索し始めていますし、土日の鎌倉駅や北鎌倉駅の混雑ぶりにも目を見張ってしまいます。ホームもあふれんばかり、小町通りはもちろん、円覚寺から建長寺方面の道路も人で埋まってしまいます。

 さて、平日の長谷寺。「30分待ち」というのは本堂の観音堂の奥にある「花の散策路(あじさいの小径)」のことで、山門に入るところで整理券が配られます。その番号の案内があるまでは境内を散策したり観音様をお参りしたりすることになります。

 山門を入ると山の下の境内。すぐ目の前に二つの池がある回遊式庭園があって、

  ハナショウブも見頃の季節です
  

 池の奥から石段を上って行くと、観音堂を中心にお堂が並ぶ山の上の境内に出ます。

 お堂の周りにも
  紫陽花がたくさん咲いています
  
  


 いよいよ、山の斜面に沿った
  散策路へ
  
 この人の列。ほとんど石段ですが、この状態だと進むのがゆっくりですから、かえって危なくないのかもしれません。

 先を争うわけでもないし、
  カメラを向ける時間もたっぷり
  

 個人的には、丸いアジサイより日本古来の
  ガクアジサイのほうが好みで、
  

 紅色のガクアジサイの向こうに
  海も見えます
  


   海の香も含むか長谷の額の花   弁人


 浅草の植木市のお店の方曰く、「昔は『隅田の花火』ともてはやされて人気があったんだけど、今は普通のこんもりとした紫陽花ばかりだね、出るのは」とのこと。
 どうでしょう、やはり華やかさという面で今一つなのでしょうか、ちょっと残念です。

 それはさておき、紫陽花はやはり
  雨上がりが映えます
  
  

 淡い紫色が上品なアガパンサスは
  これから開くところ
  


   薄模様映えて六月花暦   弁人


 長谷寺を後に、鎌倉駅に戻ってお昼ご飯でもと思いましたが、まだ11時を過ぎたところ。それではと、もう一駅足を伸ばしてみました。

 線路の向こうに見えるのは
  極楽寺です
  

 古びた山門に
  彩り添える紫陽花
  

 花でいっぱいというわけではありませんが、お寺の境内や石畳をゆっくり歩くには、こういう人が少なめで静かな所がいいですね。


コメント
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