チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

横須賀で、ヨコスカっぽい映画誕生

2017-06-07 14:57:46 | お知らせ
6月7日(水)

 軍港都市横須賀。今、中心の繁華街は京浜急行の横須賀中央駅周辺となっていますが、ヨコスカを感じるなら、やはり横須賀線の横須賀駅で降りるのがいいかもしれません。

 駅を出ると、目の前の海沿いに、江戸末期に来日し、横須賀で製鉄所やドッグや灯台を作ったフランス人技師「レオンズ・ベルニー」の名を冠した「ベルニー公園」があります。かつては臨海公園と言っていましたが、その公園に下りると、左に海上自衛隊の岸壁、すぐ目の前には米海軍基地が見渡せ、自衛艦や米軍の潜水艦など、なんとも物々しい感じの灰色の船が並んでいます。

 その公園に、最近
  戦艦「陸奥」の主砲が置かれました
  

 そんな雰囲気の公園ですが、この時期は
  バラの花で彩られます
  
  

 子どもの頃、車が好きだった東京の叔父がドライブと称して三浦半島や湘南海岸へ連れて来てくれたことが何回かありました。
 当時はまだ有料道路のない時代、横浜から国道16号を南下して来ると必然的に国鉄横須賀駅の脇を通ることになり、ここ汐入や本町から中央駅のガードへ向かう途中の横文字の並ぶ光景を眺めながら、子ども心にちょっと怖そうな一種異様な感じを抱いた思い出があります。
 その頃は、まさか大人になって横須賀の近くに住むことになり、長い間その地の若者を相手に仕事をすることになるなんてことは想像すらしませんでした。

 そんな、横須賀がすっかり身近になった人生を送ってきたこともあって、明石暮らしを始めてからも逗子に戻ってからも、時折懐かしくなって足を運ぶことがあるのですが、このベルニー公園、色鮮やかなバラで飾られているものの、目の前に広がるのはまさに軍港といった景観。

 やはり、青々と明るい海
  というわけにはいきません
  

 とはいえ、当たり前ですが、暮らしている人もそんな雰囲気に染まっているというわけではありません。
 学者、政治家、俳優などなどさまざまな分野で活躍する横須賀出身者は多数、私が接してきた若者の多くが明るく前向きな生き方をしています。

 そんな横須賀の人間が、横須賀を舞台にした映画を作っていると耳にしたのは去年の秋でした。
 主演の窪塚俊介・RUEED兄弟も監督の矢城潤一も横須賀の出身で、同じく地元出身の小泉孝太郎・進次郎兄弟も登場するという、一から十まで横須賀のイメージ一色の映画とか聞いていました。

 実は、その映画がこのたび完成。先週の土曜日から地元のシネコンで先行上映の運びとなり、その場所がベルニー公園の先だったのです。

  題名は「スカブロ」
  

 「ブロ」は英語の「bro」のスラングで「兄弟・仲間」のこと。文字どおり兄弟の俳優がスカジャン姿の兄弟の役で家族や仲間と関わり、その絆をさりげなく描いた、なかなか面白い作品でした。

 先行上映がいつまでなのかわかりませんが、聞くところによると、今回の入場者数によって東京進出や全国上映が決まって行くとのこと、目標は一万人とか聞くと難しいような気がしないではないものの、ここはひとつ私もそのカウントに入っておかなければと足を運んだ次第。

 まあ、人の感性も十人十色ですから感想も千差万別、私も私なりに感心したり気になったりするところはあったのですが、まだ観ていない方もいらっしゃるかと、ここでは個人的な感想は控えておくことにします。

 なにせ場所が横須賀ということで、足を運べる人も限られるかもしれませんが、汐入のショッパーズ内の横須賀HUMAXシネマズ、まだしばらくは上映が続いていると思いますので、いかがでしょうか、できればぜひ観ていただきたいと、取り急ぎブログの記事にした次第です。


   汐の香に負けじと薔薇が基地の町   弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする