チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

なにわを駆け抜く、女子マラソン観戦

2012-01-30 23:44:35 | スポーツ観戦等
1月31日(月)

 ロードレースの季節たけなわです。駅伝は一通り終わりましたが、五輪出場をかけて男女とも目の離せないマラソンが続きます。

 実は、先日の広島の男子駅伝を実際に見に行こうかなと思いつつ、関西にも面白そうなマラソンがあるからと躊躇してしまいました。
 その一つが昨日の「大阪国際女子マラソン」。あとは3月4日の「びわ湖毎日マラソン」です。

 その大阪女子マラソン、下馬評では、野口みずきと福士加代子の一騎討ちと言われていました。二人とも人気も注目度も抜群の選手なので、二週間ほど前から大阪の地図を眺めて楽しみにしていました。
 ところが、直前に野口選手が故障で欠場ということになって少し迷いましたが、天満屋の二人が強そう、そのうちの一人の坂本直子の芯の強そうな表情に少々好感も持っていたので、予定通り出かけることにしました。

 スタートは長居陸上競技場12時10分。市内へ向けて北上し、玉造筋の天王寺の東を越えたあたりからJR環状線の内側に沿って走ります。
 最初は鶴橋付近でという予定でしたが、10㎞位までは集団で来るだろうと思って、もう二駅先の森ノ宮へ向かいました。。

  森ノ宮駅は大阪城公園南東の端、駅前が15㎞地点です
  
 ちょうど5㎞ごとの給水所があり準備万端。女子マラソンだけあって、テーブルの上はなかなかカラフルで華やかです。

  来た、先頭集団。「おじさん、邪魔!!」
  
 好ペースのせいか、ペースメーカー二人を除くと、先頭集団はもう、重友、坂本の天満屋勢と野尻、福士の4人で、後続はすでに1分近く離されていました。


   寒風を斬るか浪花の女子マラソン  弁人


 このあと間もなくして、期待していた坂本直子が遅れたもよう。数日前に風邪で発熱していたとか。「なーんだ、つまんない」

 それにしても、ロードレースの観戦は交通の便の良いシティレースに限ります。大阪市内は地下鉄がたくさん走っていて、この玉造筋とこれから向かう御堂筋の間も3本の地下鉄が東西を結んでいます。近鉄も並行しているし、大坂城の北には京阪電車も走っています。
 さて、森ノ宮から地下鉄に乗って西に行くと、御堂筋は本町になります。

  17、8分後の御堂筋本町
  
 先頭はペースメーカーと重友と福士の3人。10m後方に3位の野尻が追っていました。

 ここは15分ほど待っていれば、道頓堀で折り返してきた選手がもう一度目の前を通り過ぎます。

  24㎞地点。依然元気な二人。野尻は150m後方に
  

 本町の次は、もう一度森ノ宮か玉造か鶴橋へ戻ることも可能なのですが、長居の競技場へ行くとすると、環状線の天王寺で乗り換えになり、時間的にちょっと微妙な感じなのです。やはりゴールを見るには御堂筋線で直行するのが無難という結論に。
 このあと間もなく福士が失速したということですが、地下鉄車内はラジオが入らず、その様子はわかりませんでした。長居の駅で地上に出ると、重友の独走ということになっていました。

  一番乗りの重友を今や遅きと待つ長居陸上競技場
  

  新星出現。天満屋の重友、好タイムで優勝
  


   この瞬間は冬を忘るるスタジアム  弁人


 福士が9位でゴールした後、
  これも期待外れの坂本が10位に
  

 この日のレースも、マラソンの苛酷さとそれを克服する難しさを象徴するレースになりました。なにしろ、練習で50キロ走を何本かこなした選手が、本番では30キロほどで失速したりするのです。ラジオ解説者によると、福士選手は40キロ走を繰り返してきたということですが、その練習法の是非や如何に。

 さて次は、男子の東京マラソンです。きっと日本人は、アマチュア市民ランナーで公務員の川内君の頑張りに期待をするのでしょうが、個人的には、彼がゴールした後のあの苦しみようをあんまり見たいとは思わないのです。ゴール直後に何ごともなかったかのように屈伸や前屈運動をしろとは言いませんが、それにしてもかつてのアベベ・ビキラ、たしかに時代は違いますが、やっぱりすごい選手だったんですね。
 レースが高速化した現在でも、ケニアの選手なんかは平然とゴールしたりするので、ちょっと日本人には太刀打ちできない種目になっているような感じがしないでもありません。

コメント
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