チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「フェルメール展」-京都ぶらり

2011-10-02 14:34:36 | お出かけ・散策
10月2日(日)

 おとといの金曜日、ぶらっと京都へ向かいました。今回は京阪電車に乗りたかったので、淀屋橋から特急電車で。

 祇園で下りて、おなじみの場所からそぞろ歩きとなりました。

  巽橋脇の辰巳神社。今回は背後から
  

 白川沿いを歩いて、東大路を渡り北西に向かうと三条通りに出ます。

  三条通りを越えた石泉院町の白川の流れ
  

  古都街中の彼岸花は、やはり目立たないところに
  


   水音を聞きて見上ぐる曼珠沙華   弁人


  平安神宮に向かう神宮通りに出ると
  

  目の前が今日の目的地京都市美術館です
  

  実は、フェルメールの絵を見に来たのでした
  
 彼の絵は「ラブレター展」と銘打っているとおり、《手紙を書く女》《手紙を読む青衣の女》《手紙を書く女と召使い》という手紙に関わる三点の絵のみで、多くは同時期の17世紀オランダの画家の風俗画の展示でしたが、どの絵もとても写実的で、私のような絵心の乏しい輩にも興味がそそられました。
 大変な人気だと聞いていたので平日に来たのですが、それでも会場に入るには10分待ちの混雑ぶり。特に《手紙を書く女》はとても小さい絵なので、近くに行くのが大変でした。


   秋の香の漂ふ古都の絵画展   弁人


 美術館を出ると、ぱらぱらと雨粒が落ちてきました。京都はこういうしっとりとした雰囲気も格別と信号に向かっていると。

  美術館の脇、疎水のほとりに、ここにもひっそりと
  


 さて、おそば屋さんで小腹を満たした後、雨が少し強くなったので、地下鉄の入り口に逃げ込みました。

 烏丸御池で下りて三条通りを西に入ると、とてもしゃれた喫茶店があります。
  「IYEMON.SALON」
  
 自動販売機の「伊右衛門」というのはサントリーが出しているのでしょうか、その伊右衛門のお茶の元締めが直営するお店のようで。

  「水出し玉露」なるものを注文しました
  


   秋雨を眺めて一服玉露かな   弁人


 もちろん食事もできますが、飲み物は日本茶しかないようです。ちょっと喉が渇いていたので冷たい玉露を頼んだところ、さすが高級茶、小さいガラスの器に一番茶から三番茶まで、それぞれ5分ほど待って、ほんの少しずつ三回に分けて味わうことになりました。その都度「お味はいかがでしょうか」と声をかけられますが、返答に窮します。一気に飲んでいいのやら、お菓子をいつ口にすればいいのやらと考えたりしていましたので。まあ、酒蔵で試飲する時の要領でいいかなということで、グラム4000円とかいう玉露の冷茶を味わった次第です。

コメント
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